2021/02/02 公式動画
【現地映像】ミャンマーでクーデター 武装した軍の兵士が大臣を拘束しようと自宅に押し入り その瞬間を家族が撮影

ミャンマー国軍は1日、ミャンマー政府の事実上のトップ、アウン・サン・スーチー国家顧問や、ウィン・ミン大統領、与党・国民民主連盟(NLD)の幹部ら20名以上を拘束し、クーデターを実行しました。

ミャンマー国軍総司令官は同日、声明を発表。スー・チー氏ら与党が大勝した2020年11月の総選挙結果は無効だと主張し、「自由で公正な、複数の政党による総選挙を実施する」と表明。

拘束された中には政治家だけではなく、文化・知識人も含まれているとの情報もあり、民主化を進めてきたミャンマーの変質に欧米各国からも批難の声が上がっています。

映像は、ミャンマーの東部シャン州。少数民族を担当する大臣宅に武装した兵士が押し入り、家族が見守る中大臣を拘束しようと部屋の中を見回る様子です。 現地でビジネスを行う日本人などによると、今朝クーデターが発生した時間帯から携帯電話が繋がらなくなり、復旧は一部のキャリアで午後に。 街の一部で小規模なデモがあったというが大きな混乱には至っていないとのこと。

地元のミャンマー人たちからは今回のクーデターについて「武力による強奪であり、彼らは権力が欲しいだけだ」と批判の声が複数から聞かれたという。

クーデーターから間も無く1日が経過。現地からの情報によると、軍部は現職の28名の大臣を追放し、新たな28名の大臣を任命。シャン州では内戦に発展しているという情報もある。

近年、ミャンマー政府との関係を強化し、中国政府が影響力を強めている。クーデターによる混乱が長引くことで、欧米各国は積極的に関わることが困難になるものと見られ、投資家たちの間からは警戒の声も聞く。今後の情勢の変化に注意が必要だ。

プロデュース :HORI JUN
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