2020/09/21 地域
猫の命と新型コロナと〜猫カフェmfmfの思い〜【毎日ビデオジャーナリズムラボ安田菜津紀賞受賞作品】

2020年は新型コロナウイルスに翻弄される年になりそうです。吹き荒れる自粛の嵐は、猫カフェにも襲いかかります。そこにいる猫たちの運命や如何に。

 

舞台は横浜にある「猫カフェmfmf(モフモフ)」。保護猫カフェです。スタッフ猫の他、里親を探す保護猫たちがいます。新型コロナウイルスは、保護猫業界にどのような影響を与えたのでしょうか。人々は外出を自粛し、猫カフェもお客様が減ります。保護猫カフェなので、里親候補も減ってしまいます。そうなると、店を卒業する猫も少なくなり、新たな保護猫の受け入れができない、という悪いスパイラルにはまってしまうのです。

 

しかしその一方で、「ステイホーム」で人々が自宅にいる時間が増え、ペット需要が伸びるという現実もありました。猫カフェmfmfでも、自宅にいる時間が増えたから里親になりたいという人を、断るケースも出ています。スタッフの多田あさみさんが「安易に飼うのはやめてほしい」と警鐘を鳴らすほどです。

 

新型コロナウイルスによる社会的影響と保護猫の向き合い方、日々の過ごし方が変わった人々とペットとの向き合い方、そして、猫と暮らす上で、飼い主として心がけなければならないこと。そんなことをこの動画には盛り込みました。可愛い可愛いと動画中の猫を愛でるも良し、話を受け止め自分事にするも良し。動物との暮らし方を考えるきっかけになれば幸いです。

 

関連記事(動画中引用)
「コロナ禍で高まるペット需要 飼い主の覚悟に募る懸念」産経新聞2020.06.11
https://www.sankei.com/premium/news/200611/prm2006110003-n1.html

 

インタビュー撮影日:2020.08.17

 

毎日ビデオジャーナリズムラボ第7期(2020.04-2020.09)安田菜津紀賞受賞作品

プロデュース :西村晴子
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  • 仲沢美智子 2020-10-08 18:24:29
    切なくなります。保護活動が、携わる人たちの善意と愛に支えられているのをいつも感じます。私も、年齢や家庭の事情で保護活動は引退しましたが、友人が主催する譲渡会には時々顔を出します。
    猫たちと支える方々の健康と善き出会いを心から願っています。
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