今年2年目を迎えた熊本で開催されているクリスマスマーケット。
熊本地震からの復興、そして桜町の再開発に伴い今年の9月には熊本城近くに複合商業施設「サクラマチ クマモト」がOPENしました。
その目の前にある花畑広場で今年は12月5日〜11日まで『クリスマスマーケット熊本』が開催されており、昨年は5日間で9万人を超える来場があったとのことですが、今年は更にそれを上回る人が来場されているようで、熊本の新しい「冬の風物詩」になっています。
このクリスマスマーケット熊本は「すべての人に優しいクリスマス村」を目指し、『笑顔でいる、優しく親切にする、譲り合う気持ちを持つ』など具体的な行動指針を示すクレドを作り、出店者だけでなく来場されるお客様にもクレドを共有し、みんなで「優しい居場所と空間」を作り上げています。また昨年のお客様の声などを反映させて車椅子でも通りやすいようにしたりと具体的な制作も行われています。
会場内には熊本県産材を使って作られたオリジナルヒュッテや竹あかりで作られたクリスマスツリー、地元の食材やこだわりの食材を使ったお店、クリスマスに向けて厳選された素敵な雑貨などいろいろな店舗や商品などが並んでいたり、ステージではアーティスト達によるライブもありますが、中でも特に注目するのは今年から始まった『SDGs Cafe』。
こちらでは日頃から地元の子ども食堂に携わる有志のメンバーの皆さんが地元の食材や規格外野菜などを使って作ったポトフを販売したり、熊本県内でたくさん取れて一部竹害など環境問題にもなっている竹の竹炭を使ったブラックレモネードや地元で人気の洋菓子店のシュトーレン、People Treeのフェアトレードチョコレートなど食べて美味しいだけではなく、人にも環境にも優しい商品を色々と扱っています。
また、こちらのカフェで買うと一つの商品につき、1コイン(20円分)の寄付コインが貰えて、そのコインを自分が支援したい団体の募金箱に寄付が出来るという新しい寄付のカタチが出来ています。
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。
最近では、企業や自治体などSDGsに伴ういろいろな取り組みがありますが、このように人や環境に配慮した商品の美味しさを優しさに替えて寄付コインで寄付をするという新しい取り組みは、寒い冬に心も体も温かくしてくれます。
今年は11日までの開催ですが、お近くの方はぜひ行かれてみてください。特に夜のライトアップされた時間がとても綺麗でオススメです。