2019/10/16 芸術
《音楽》Telesonic 9000 日本ツアー2019:ドミニク、再び「日本を見る」

オーライ・ガンジーのドラマーとして2017年の秋に初来日したドミニク・グレイが、この秋ソロプロジェクトのテレソニック9000のツアーのために再来日し、10月26日〜11月12日の間、日本各地でライブを行います。

デビューアルバムの「プログレス」を今年リリースしたばかりのテレソニック9000は、ベルリン在住のアメリカ人ドラマー、ドミニク・グレイによるオーディオビジュアルプロジェクトです。彼の「フィルムコンサート」では、ドラムの生演奏、オリジナルの音源、300以上の記録映像からセレクトし組み立てた映像のプロジェクションをシンクロさせ、コンサート、もしくはシネマのセッティングで豊かな感覚的経験を生み出します。彼の音楽と映像は、進歩的なアイディアや、フューチャリズム、人間経験の世界を探検するものです。

「プログレス」の中に収録されている ”Seeing Japan” (日本を見ること)は、彼が10代の頃に書いた曲で、テレソニック9000の最初のライブの時には、自身が創作した映像も音楽に添えられました。2017年に日本に初めて来た時は、奇妙なノスタルジーを感じたそうです。

今回の日本ツアーでは、10月26日の渋谷の神楽音での “More Than Music Rocks Halloween” を皮切りに、様々なミュージシャンやパフォーマー達と共演します。10月27日の高円寺Grainでは、舞踏家の津田犬太郎が、ドミニクに「東京のおもしろさを感じてもらいたい」ということで企画し、彼の友人達、大鹿之助+高橋直康+1×2_6、望月隼人、行田雄介が出演。翌日からは東京を離れ、10/28に長野県松本のmarsmooでジャムセッションをし、10/29には、2年前にAlright Gandhiツアーでも出演した長野県松本のgive me little moreにてライブ。

西日本では、京都のGattaca、大阪のNamba Bears、CHIKA IKKAI、そして神戸でMinato Lovers 2019 飛翔でパフォーマンスをした後、11月4日の香川県高松市のライブハウスTOONICEでは、ツインドラムのCOWBELLSと、東京のJimanicaと対バン。その後は、岡山のPepperland、広島の Space 092 Banquetで演奏後、再び西日本を離れて名古屋のK.D.Japonでパフォーマンス。

東京に戻った後は、2年前の台風の日にアーケード内でライブをした野方文化マーケットで再び投げ銭ライブ。11/10は、野方文化マーケット内に店を構える駄民具のダミラが月に1度開いているフリマ、ダミの市の開催日。ダミの市での、パフォーマンスは6時頃からスタート。この日の前座をつとめてくれるのは、ダミの市でも複数回パフォーマンス経験があり、コントラバス奏者の河崎純の音楽詩劇研究所でも活躍している、能楽(喜多流)のパフォーマーでもある吉松章。

ツアー最終日11月12日、江ノ島オッパーラでは、伊豆諸島最南端の孤島の青ヶ島出身で、伝統太鼓の「八丈太鼓」の様々なリズムを叩きわけ、アフリカやアジアの伝統音楽のリズムも吸収し続け活動しているドラマー荒井康太、韓国太鼓のチャングの奏者で、舞台芸術、農楽、チャンゴウォークなど様々な活動を通じて、伝統と現代のボーダーを越え、アジアをリズムで解きほぐす活動を続けているチェ・ジェチョル、そして国内外ジャンルを問わず様々なアーティストとセッションを繰り返し、混沌の中に美を見出す最新アルバム”Catastrophe”を去年リリースしたPALMECHO、そしてTelesonic9000の4人のドラマー達にスポットライトを当てるイベント。このツアー最終日のライブでは、様々な個性的な背景を持ちながら活動するドラマー達がそれぞれソロを披露した後、最後に即興セッションを予定しています。

<日本ツアー日程>

10/26(sat)新宿: 神楽音

https://kagurane.com/schedules/

 

 

10/27(sun)高円寺: Grain

https://grain-kouenji.jp/

 

 

10/29(tue)長野県松本:give me little more

http://givemelittlemore.blogspot.com/

 

 

10/30(wed)京都: Gattaca

http://kyoto-gattaca.jp/

 


10/31(thu)大阪:Namba Bears

http://namba-bears.main.jp/

 


11/1(fri)大阪:CHIKA IKKAI

https://www.chika-ikkai.com/

 


11/3(sun)神戸:Minato Lovers 2019 飛躍

http://www.soundclub.jp/starclub/2019/11/03/post-2645/

 


11/4(mon)香川高松:Toonice

http://impulse-records.main.jp/toonice/

 


11/5(tue)岡山:Pepperland

http://www.pepperland.net/

 


11/6(wed)広島:space092 banquet

https://space092.hiroshima.jp/?p=7810


11/8(fri)名古屋:K.D.Japon

http://www2.odn.ne.jp/kdjapon/

 


11/10(sun)中野:野方文化マーケット・ダミの市(市は夕方4時〜10時、パフォーマンスは6時頃から)駄民具のダミラ⇨instagram @damingnimad

中野区野方5−30−5 野方文化マーケット、アーケード内

 

 

11/11(mon)新宿: Live Freak

http://www.live-freak.com/

 

 

11/12(tue)江ノ島:オッパーラ

https://oppala.exblog.jp/

 

<ドミニク・グレイについて>

ドミニク・グレイはオハイオ州トレド出身のドラマー、作曲家。12歳の時にトレド・スクール・フォー・ザ・アーツでドラムを学び始め、様々な教授達からプライベートレッスンを受けながら、パーカッション、ポップ、ジャズアンサンブル、オーケストラ、また様々なミュージカルでピットをつとめました。集中的で実践的かつ理論的な教育は彼がその後音楽に取り組むにあたって強い基礎となりました。在学中は、インストロメンタルのバンド「ファンタスマゴリア」でオリジナルの音楽制作に取り組み、3枚のアルバムをリリースし、地域でパフォーマンスを行いました。

彼は作曲、パーカッション、フィルムをコロンビア・カレッジ・シカゴで短い期間学んだ後、シカゴの劇場で働き、その後はフルタイムのミュージシャンとしてのキャリアを求めてヨーロッパへ渡り、2014年からドイツのベルリンを拠点に活動。ベルリンに渡った後すぐにマルチメディアプロジェクトTelesonic 9000の制作を始め、何百もの記録映像から映像をセレクトしオリジナル音楽用に編集。ヨーロッパでは、ブライアン・ジョンストン・マサカー、4ミニッツ・マイル、イタカなどとのセッションの仕事に加え、様々なアーティスト達とパフォーマンスをしました。その中でもオーライ・ガンジーのドラマーとしては15カ国をツアーし、「リトル・トラベラー」と「サムウェアエルス」の2枚のアルバムをリリースしました。

作曲家としても仕事をし、ショートフィルムや宣伝広告、ビデオプレゼンテーション用のパーカッション、アンビエント、フィールドレコーディングをベースとした音源作成も手がけています。

プロデュース :蜂谷翔子
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