2019/09/28 社会
(令和元年)台風15号 千葉県鴨川市の被害状況とこれからの課題

2019年9月9日に発生した台風15号の影響による災害によって、千葉県に大きな被害が出てしまいました。私は災害発生から15日目の9月23日に現地に入り、今回のお話を伺うことができました。
インタビューにお答えいただいた岡野大和さんは、地元に古くからある神社「天津神明宮」の禰宜であられ、普段より地域の活動に積極的に取り組まれていらっしゃいます。今回の災害にあたり、今の鴨川に必要な事と、今後の災害対策の在り方についてお聞きしました。

今回の災害で停電の時期が長く続いたことによって、商店の冷蔵・冷凍庫が使えないことで大きな損害が出てしまったそうです。この後の鴨川にとっては産業の復活が大変重要であり、災害があったからと自粛するのではなく是非鴨川に来て遊んでいって欲しいと言います。

各地から届く物資の支援は大変ありがたく、2日目、3日目から大量に届くようになったそうです。そこで今後必要になるのは、最終的に余った支援物資の保管と再配布の方法ではないか?と指摘されます。また、早い段階からお店が再開した鴨川にとっては、支援物資の在庫が地域の商売を妨げるケースも出てきてしまい、今後の復興支援の在り方について考えさせられる状況となったようです。

また、停電したことにより、電話とネットが徐々に使用できなくなったそうです。鴨川では、岡野さんも宣伝カーを出して呼びかけを行い、最終的には人と人のネットワークが大事だったと言います。これは東京においても災害対策として重要で、小さくても会社や地域のネットワークを作っておくと良いのではないかとの事でした。

お話を伺って、いま私たちに出来る停電への備えとは数日間生き延びる物資、電池の確保以外にも、状況を伝える為の人とのつながりを持つことも立派な対策になりえるのだと認識しました。

皆様は、停電への備えは出来ていますか?

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