令和元年(2019年)6月 3日 「第41回全日本高齢者武道大会」が日本武道館で開催されました。
全日本高齢者武道大会は昭和54年から開催されており、下は55歳から上は85歳以上の方で
年代別に枠組みされてトーナメントが組まれています。
令和元年の今年はアーティストのASKAさんこと宮崎重明さんが福岡よりお父様とご一緒に参加されました。
ASKAさんは55歳〜64歳の枠で、お父様は85歳以上の枠での参加ですが、親子での参加は前例がないそうです。
ASKAさんはブログ内でこの事を事前に公表し、「世間が少しでも【剣道】というものに、興味を抱いて欲しい。剣道人口が減ってきている今、剣道界への貢献をさせていただきたい」と想いを綴っています。
また試合後も、「いずれ剣道がオリンピックの種目となり日本剣士が表彰台に上がる姿を、みんなで日の丸が上がる光景を見たい」と綴っていました。
ASKAさんのお父様は元自衛官で剣道歴60年以上のベテラン剣士。教士7段で日本スポーツグランプリや 全日本高齢者武道大会などで数々の優勝経験もあり、現在も地元福岡で子供達に指導をされている現役剣士です。 試合場ではメンを付けると本当にご高齢とはわからない程の動きや姿勢で驚かされました。 また、ASKAさん自身も子供の頃から剣道を習い高校生3年生の時に3段を取得、そして最近また剣道を再開し 昨年60歳の時に4段を取得しました。これはボクシングの亀田興毅さんとの約束を果たす為でした。
残念ながら、今回は親子共々一勝一敗でリーグには上がれませんでしたが、その剣士姿は歌っている時とは
全く違った一面を見せてくれました。
今後も剣道を続け、大会に出たり地元福岡で子供達に指導していくそうです。
ASKAさんは音楽制作もずっと続けており、昨年末からはビルボードクラシックスや自身のバンドツアー
などライブ活動も再開。
今年の4月には今回の会場と同じ日本武道館でツアーの追加公演も行い、今週末からは台湾、香港とASIAツアーも始まり精力的に音楽活動もされています。
これからも「音楽」と「剣道」の二刀流で行くとの事です。
今回この事を記事にしたのは、最近また芸能人による多くの薬物問題が取り上げられる中、その後どのように
立ち向かっているのか、復帰しているのかを少しでも知ってもらいたいということ、また高齢者による事故や
犯罪など残念なニュースばかりが多く目立ってしまっていますが、こういう一面もあるという事を
今回の「全日本高齢者武道大会」を観戦したのを通じて私自身が知れたので、それをシェアしたいと思ったからです。
一度何かを起こしてしまった人が社会復帰するには周りのサポートがとても重要です。
どんな人も神様ではありません。時に間違いを起こしてしまうこともあると思います。
それでも罪は罪としてしっかりと償った後は、その後自分でどう生きるかが、また周りの人や
社会がそれをどうサポート出来るかが課題になります。
ASKAさんが保釈されてから間も無く丸5年。
私は一ファンとしても今後のASKAさんの活動を注視しながら、サポートしていきたいと思います。
第41回 全日本高齢者武道大会をもう少し見たい方は下記リンクから。
「第41回 全日本高齢者武道大会 @日本武道館 2019」
→ https://youtu.be/zB4ycSax0I4