2019/06/03 政治
北区の赤羽会館で”筆談ホステス”斉藤りえさんを参議院に送る会の結成集会 by 武島芽衣子(ろう者のジャーナリスト)

5月30日(木)北区赤羽会館で「筆談ホステス」斉藤りえさんを参議院に送る会設立の会合を行われていた。
参加者は満席状態で、立見している子がいました。
立憲民主党杉尾ひでや参議院議員、福山哲郎幹事長参議院議員など多数の方々が応援に来ていました。

 

プラスヴォイスさんによるUDトークと手話通訳、ヒアリングループ、会場の手話通訳があり、準備万歳配慮されていた。
斉藤りえさんがスピーチする方法は事前原稿を用意し、投影しながら話していた。

 

筆談ホステス斉藤里恵氏、立憲民主党から参院選出馬。

 

「筆談ホステス」として脚光を浴びた東京・北区の元区議、斉藤里恵氏が今夏の参院選に立憲民主党から立候補すると発表した。

 

聴覚障害がある斉藤氏は自分で言葉を発して、出馬の経緯を説明し、報道陣の質問に対応。斉藤氏のスロー口を動き手話を使いこなした。
報道陣の質問を書き起こして斉藤氏に見せるなど、斉藤りえのメンバーが斉藤氏を万全な体制でサポートした。

 

斉藤氏は新人として挑んだ前回の東京都北区議選でトップ当選。今年の同区議選に出馬しなかった。国政挑戦について「区議として任期4年の中で、さまざまな課題に直面しましたが、その多くは地域レベルではなく、国レベル、社会総掛かりで取り組むべきものと感じている」と説明。立憲民主党からの立候補については「一定数いる障害のある人の声を国会に届けることが絶対に必要。その理解が最もあるから」とした。

 

小学3年生の娘を1人で育てるシングルマザーでもある。「女性が1人で子育てしていくことはきれいごとではすまない厳しい現実がある。働くシングルマザーの当事者でもあるので、女性の社会進出や1人親支援も積極的に訴えていきたい」。青森に住む母親が上京し、娘をサポートするという。「家族は今回も心配していますが、私が一度、決心したら、まっすぐチャレンジする性格を知っているので、全面的に応援もらっている。娘も幼いながら、今回の立候補についても理解してくれています」と協力に感謝した。

 

聴覚障害がある中での選挙の戦い方を聞かれると「課題はある」とした上で「駅に立ったり、握手して回ったり、ごあいさつしていく」と地道な活動をアピールした。政策については「障害者福祉分野を重要視している」とし「すべての人にやさしい国づくりの一助となるよう、努力していくので、どうぞよろしくお願いします」と真剣な表情で意気込んだ。

 

斉藤りえさんのあいさつ要旨。
北区議会や議員に感謝しながらも、地域だけでは障害者の声の反映が、どうしても不十分になってしまう。
国と地域の両輪が必要と、基礎自治体の活動を超えた範囲に活動の場を見出した。
国の制度設計に届けていく、その責任を共有しなければいけない。その役割をみなさんと果たしていきたい。
障害者に見えたいる景色を、国政に反映、みなさんと見たい。
多様性の旗を掲げて訴えていく決意を表明されました。

 

France10テレビ局の芽衣子記者にも
立憲民主党の公募と面接を受けました。
「もし受かったら立憲民主党の仲間になります。その時は宜しくお願いします。是非、一緒に戦いましょう。」と話しました。
インタビュー取材ありがとうございました。

 

*立憲民主党面接受けた理由は。
斉藤りえ会見をYouTubeで見た「トランスジェンダーのろう者」として全国で講演行脚する武島芽衣子さんは
「同じろう者が出馬したことには、たいへんな勇気をもらった。国会にも一定数の障碍者が必要だと思う。障碍者が一つの個性として輝ける社会をつくるために頑張って欲しい」とエールをおくった。

プロデュース :及川健二
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