2019年5月28日午前、海上自衛隊の横須賀基地で安倍総理とトランプ大統領が護衛艦「かが」を視察し、日米同盟の強化をアピールしました。
当時横須賀は周辺地域が交通規制含め厳重に警備されていましたが大きな混乱はなく、比較的スムーズに現地に向かうことが出来ました。
海上自衛隊の船を見ることが出来るヴェルニー公園にはすでにたくさんの人が訪れており、私が到着する少し前に安倍総理とトランプ大統領が着艦され視察を終えられたようで、公園に入るとすぐにトランプ大統領を乗せた「マリーンワン」がオスプレイやF35Bを搭載した米強襲揚陸艦ワスプに向けて飛びたっていきました。
防衛省によると米大統領が自衛隊の艦艇に乗るのは初めてとのこと。
通常横須賀には横須賀が母港の護衛艦の「いずも」が停泊していますが、現在南シナ海とインド洋に長期航海中の為、広島の呉を母港にしている護衛艦「かが」回航されたそうです。
この「いずも」と「かが」の2つの護衛艦は今後改修工事が行われステルス戦闘機 F35Bが搭載出来るようになるとのことです。
昨年末、日本政府はF35を新たに105機追加購入する事を閣議決定しました。
うち42機はF35Aより高額なF35Bとしており、既に購入を決めている42機と合わせてF35は計147機体制となります。
F35は1機あたりAは100億円、Bは150億円とされており、計105機の購入で総額1兆2600億円以上となる見込みだそうです。
更に莫大な維持費もかかり私たちの税金の多くが使われていきます。
トランプ大統領は、安倍総理と「かが」を視察後ワスプに移動し、米兵を前に「力による平和が必要だ」と演説しました。
戦争をしないとしている私たち日本は莫大な税金を使い、アメリカの戦闘機を買うことでこれからも平和が守られるようです。
「平和とは」を考えされられます。
横須賀港にはたくさんの軍艦が停まっています。この日はトランプ大統領の来訪によりお休みでしたが普段は「軍港めぐり」などで軍艦を間近に見ることができます。
海上自衛隊の潜水艦や護衛艦、米海軍のイージス艦、時には原子力空母や南極観測艦なども見る事ができます。
特に護衛艦は災害時の活躍も大きく、いずもは熊本地震の時の陸自輸送や、かがは西日本豪雨災害の時などに浴場の無料開放や救援物資輸送などで活躍しています。その護衛艦に戦闘機が乗るようになるという事です。
このような軍港が日常にある横須賀は少し特殊な街です。しかしそこに行かなければ日常に感じません。
この日見た光景はまるで映画のような世界で、現実じゃないような、なんだか日本じゃないようでした。
でも、これが今私たちが住む街で起きていることで、私たちの日本で起きている現実だとしっかりと見て、
防衛や平和についてもっとみんなで考えていくことが必要だと思いました。
防衛は必要です。しかし子ども食堂や親の介護などに携わっていると、私たちの税金のもっと多くが使われるべき場所が他にあるとも思います。
皆さんはどう思いますか?