2019/01/11 文化
うさぎが跳んだ!うさぎが走った!第4回うさぎのしっぽ杯ラビットホッピング大会

2018年12月23日、葛飾区柴又「うさぎのしっぽCAMP」にて、「第4回うさぎのしっぽ杯ラビットホッピング大会」が行われました。ラビットホッピングとは、うさぎの障害物ジャンプ競技です。19匹のうさぎが、初級(1段15cm)、中級(3段25cm)、上級(5段35cm)の3階級ならびに好きな段数に挑戦できる「トライアル(最高8段50cm)」で腕前を競いました。

 

ラビットホッピングとは、段数可変のハードルを、うさぎと、リードを握るハンドラー(飼い主)が走り抜けるタイムと、ハードルを落とした段数で競うものです。タイムと、落とした段数では段数のほうが優先的に計算され、タイムが遅くとも落とした段数が少ないほうが成績優秀となります。往復で2走し、成績の良い方が記録されます。

 

今回は5月13日に行われた「第3回」からの引き続きの開催です。主催は「日本ラビットホッピング協会」。略称は「JRHA(ジャルハ)」、日本でラビットホッピングの普及を推進する団体のひとつとなります。

 

ラビットホッピングは1970年代のスウェーデンが発祥で、まずヨーロッパに広がり、続いてアメリカに入り、日本に上陸したのは2014年頃です。海外では人気も高く世界大会も開かれ、またホッピングの種類もロングジャンプやハイジャンプがあるなど多彩です。気まぐれな動物であるうさぎと、ハンドラーである飼い主がいかに絆を築けるかどうかが、良い成績を生み出すことにつながります。

 

うさぎは犬のように、自ら人間に使役はしません。それにもかかわらず、ホッピングするようになるには、うさぎの本能である「跳ねる」ことの楽しさを、いかにハードルを跳び越える喜びに変えるかを教えることによります。うさぎにも個々の性格があり、個体差によって向き不向きもありますが、飼い主に懐きやすい性格のうさぎはラビットホッピングに向いています。

 

ラビットホッピングが日本に入ってから4年が過ぎ、徐々に裾野も広がってきました。大会と言えども、今までは店舗の2階にあるスペースで開催されていたのですが、最近は参加するうさぎも増え、手狭になってきました。「うさぎのしっぽCAMP」で開催するのは、もしかしたら今回が最後になるかも知れない、とのことです。

 

今回の見どころは、「上級クラス」に参加するうさぎが増えたことです。前回は初級クラスで参加していたうさぎも上級に参加していたりと、高いホッピング技術を持つうさぎが増えました。その一方で、ハイジャンプで活躍しているうさぎが6歳を迎え、競技推奨年齢を過ぎるなど、世代交代も伺わせます。もちろん、今元気なうさぎにはずっと頑張って欲しいものですが、いつかは身を引く時も来るでしょう。その時には、次世代のうさぎ達が、活躍していてもらいたいものです。

 

今回の動画は、クラス別ならびにロング版、ショート版で合計10本に分かれています。ロング版はほぼノーカット、ショート版では良い成績に絞って紹介しました。

 

●開会・初級(ロング、ショート)
●中級(ロング、ショート)
●上級(ロング、ショート)
●トライアル(ロング、ショート)
●表彰・閉会(ロング、ショート)

 

続けて見るには、以下のYouTubeプレイリストを利用すると便利です。

 

●ロング版プレイリスト
https://www.youtube.com/playlist?list=PLI9kUjtyqxCJV-OG5Zt_-swRRfv7tTt6l

 

●ショート版プレイリスト
https://www.youtube.com/playlist?list=PLI9kUjtyqxCLpa4WhmwW5Grg8gnUT3UZS

 

参加うさぎ達には様々なバックボーンがあります。ペットショップ出身のうさぎもいますし、実験動物として処分されるところを命を繋いだうさぎ、また一度は野に放たれたものの保護された保護うさぎもいます。それぞれの命が、うさぎの本分とも言える「跳ねる」ことで輝く瞬間を、ご覧ください。

 

スタッフ
進行・解説 町田修(日本ラビットホッピング協会会長・うさぎ専門店 うさぎのしっぽ代表)
スターター 玉城和則(うさぎ専門店 うさぎのしっぽ柴又店店長)
スターター 荒木麻衣子(うさぎ専門店 うさぎのしっぽ恵比寿店スタッフ)
記録係 国府田恵(株式会社 川井)

 

日本ラビットホッピング協会
公式サイト
http://www.rabbithopping.jp/
Facebook
https://www.facebook.com/japanrabbithopping/

プロデュース :西村晴子
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