昨日の地震で北海道全域が停電に見舞われ影響が広がる中、国や北海道電力は今朝までに100万戸の停電解消を目指すと、夜を徹しての作業を続けてきました。
新千歳空港では電力が回復したとして、今日午前中から一部の便のチェックインを再開。札幌市内を走る路面電車もきょう午前11時前に運転を再開。JR北海道新幹線もきょう午後からの運転再開を目指しています。
一方で、停電が続く地域に住む皆さんからは様々な状況が8bitNewsに寄せられています。
札幌市西区に住む男性からは、携帯電話の充電などを行うための人たちなどで、地元のヤマダ電機では長蛇の列ができている様子が映像で送られてきました。男性は乾電池を購入するためにこの列に並んでいると言います。
男性は「停電がまだ広範囲で継続中です。マンションなど断水はありますが公園の水道など比較的空いています。停電が夜にいくと乾電池などが不足してます。店舗によりツイッターやLINEで開店の発信もありますが携帯の電波が弱いのが現状です。公園などに行き電波を拾っている人達も多数存在します」と語ります。
また、携帯電話の充電には、充電ケーブルとコンセント口もあわせて持参が必要なので注意してほしいと呼びかけています。
ヤマダ電機琴似店によると、現在欠品しているのは、携帯ラジオ、単一電池、2リットルペットボトル水、500mlペットボトル水、カセットボンベ、カセットコンロ、レトルトご飯だということです。
また、同じく停電が続く札幌市清田区に住む女性からは、情報が不足していて不安が強いとメッセージが届きました。
「こちらはまだ停電中、電波もそこまで強くないので情報が薄いです。今後の天気予報や最新の地下鉄、バス情報があれば教えて頂けないでしょうか。清田では里塚や美しが丘地区が液状化現象や断水が続いてると思うので同じ清田でも周辺がどうなっているかは正直わからない状態です。」と語る一方で、断水や停電の解消、携帯電話の電波状況などについて根拠が曖昧な情報が飛び交い、「何を信じて良いのか正直わかりません」と困惑しているといいます。
家の目の前の道路も地震の影響でアスファルトがめくり上がっている場所なども目立ち、今後の雨などが心配だと語ります。また、現在は車から携帯電話などの充電をしているとのことですが、「札幌市清田区で充電できるところはありませんか?」と情報提供も求めています。
地震発生から2日、まだまだ困難に直面しています。