2018/06/19 地域
大阪で震度6弱 住民の声と撮影映像から伝える「震源地で何が起きたか?」

6月18日午前、関西地方で震度6強を最大震度とする地震が発生。一報を受け、東京から大阪伊丹空港を目指した。

羽田空港では総務省消防庁の職員2名と遭遇。初動の連絡要員として現地へ派遣された。まずは大阪府などが設置した現地対策本部に向かうという。発生直後に派遣が決まったというが、地震の影響で空の便に大きな乱れ。正午発の全日空便も現在まだ判断つかずでロビーで待機していた。

さらに空港ロビーには作業服姿の人達。話を聞くと大手エレベーターメーカーの一団。関西で停止中の各エレベーターの復旧や点検をいち早く進めるためチームを派遣。東京からバス、新幹線、飛行機に分かれて関西を目指すという。班長は「複数のルートを活用し必ず何れかのチームが現着できるようにしたい」。

伊丹着。アナウンスで空港からのリムジンバスが運行再開予定とのこと。道路渋滞のためかなり時間がかかるという。大阪モノレールは終日運休、阪急、阪神、JRは大きく乱れているので運行状況を各々で確認を、とアナウンス。

伊丹空港は大阪モノレール運休でバス、タクシー共に長蛇の列。

寝屋川市へ。8bitNews市民記者の小河原絵美さんが自宅や近所の様子を自ら撮影しルポ。門真市の小学校で働く小河原さんが、インタビューで学校での避難の様子などを語ってくれた。

そし、銭湯の煙突が一部倒壊した枚方市の住宅街。

住民の皆さんによると煙突は地震発生数分後に大きな音を立て上部が崩壊。黒煙が立ち上ったという。実は地震の数分前に小学生の集団登校の一団がこの銭湯前を歩いていた。近所の77歳の男性は「無事で良かった」と安堵の表情で語った。

高槻市へ。中心部の眼科を訪ねると、地震の影響で休診に。診察室がめちゃくちゃになった。院長の水谷 泰之さんは「患者がいたらパニックになっていた可能性ある。今後、地震対策強化したいと思う」と語る。

そして、水道管の破裂で道路が大きく陥没した高槻市内の現場。復旧作業が続いている。川の対岸に渡る橋の手前が通行止めになり周囲では大渋滞。若い警察官達がドライバーや歩行者を誘導し、「何が起きているの?いけないの?」と困り顔の人たちに丁寧に説明して頭を下げていた。水の流出はとまっていた。

現場には近所のご婦人が見物に。家はガスが止まっているが、これを機に主婦業を休んで散歩して回っているというややお茶目な様子。

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