2018/03/29 地域
幽玄な明かりのもとで、環境保全の輪を広げよう「竹あかり」横浜市・みなとみらいで開催

竹に穴をうがち、中にろうそくやLEDを入れ、穴から漏れ出る光が幽玄なイルミネーション「竹あかり」。2018.3.21~3.25まで、横浜市・みなとみらい21地区にて、「~環境循環の輪をみなとみらいに~」をコンセプトに、竹あかりプロジェクトが開催されました。

 

これは、WWFが主催する「EARTH HOUR(アースアワー)」と連携し、環境啓発として行なわれたものです。

 

EARTH HOURとは、以下のコンセプトの元、行なわれているものです。WWFのサイトより引用します。
引用元:https://www.wwf.or.jp/campaign/earthhour/

 

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「EARTH HOUR」とは、世界中の人びとが同じ日・同じ時刻に消灯することで地球温暖化防止と環境保全の意志を示す、ソーシャルグッドプロジェクトです。

 

2007年にWWFオーストラリアの地球温暖化防止キャンペーンとして始まったものが世界中に広がり、2017年には187の国と地域が参加し、東京タワー(日本)、エッフェル塔(フランス)、ロンドンアイ(英国)、アクロポリス(ギリシャ)など世界各地を代表する12,000を超えるモニュメントが消灯しました。

 

日付変更線に近い南太平洋諸国からEARTH HOURは始まり、現地時間の20:30を迎えた地域から順次消灯を行い、消灯リレーが地球をぐるりと1周します。

 

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竹あかりに使っている竹は、竹林の保全のために間伐した竹。また、これらを点灯するためのエネルギーは、太陽光と風力による発電を使用。それらを使うことで、環境保全を今、そして未来へと伝えていく試みです。

 

EARTH HOURに合わせてイベントを行うことで、環境保全を訴える他、みなとみらい21地区をいっそう賑わせたい、との意図もあると、竹あかりを主催した「新港地区賑わいづくり委員会」は話します。

 

EARTH HOURに、みなとみらい21地区は毎年取り組んできましたが「竹あかり」を同時期に展開するのは初めてとなります。環境への取り組みを今後継続していくきっかけにしたいとのことです。

 

竹あかりは、日本丸メモリアルパーク、汽車道沿道、運河パークに設置されました。その他、実際に竹あかりを制作するワークショップを、竹あかりづくりのアーティスト集団「ちかけん」さんを迎えて開催されました。

 

この記事の動画には、夜景の中の竹あかりと、EARTH HOURに合わせて実際に消灯された観覧車コスモクロック21などの様子が収められています。竹あかりの回りには、ほとんど途切れなく人が集まり、撮影をしては去っていきました。外国人観光客も、喜んで写真を撮っていました。

 

みなとみらいの竹あかりを制作した「ちかけん」さんは、竹あかりを新たな日本の文化にすべく、ワークショップを今後全国で開いていくとのことです。竹あかりが本来持つ環境保全の意味合いを感じるためにも、参加されてみてはいかがでしょうか。詳しい情報は、以下のURLまで。
https://www.facebook.com/chikaken.takeakari/posts/1811970115535530

プロデュース :西村晴子
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