周りの新しい建物にひっそりとある、
東日本大震災の津波で職員の計40人が犠牲になった岩手県大槌町旧役場庁舎。
保存、解体を巡り、町内で議論が再燃している。
前町長は一部を保存して震災遺構とする方針だったが、解体方針を掲げる平野公三町長は震災遺構としての価値はない
自治体が遺構を残さなければならないわけではない。建物に頼らず防災訓練や、教育の中で伝えていくとの考え。
旧庁舎を保存する場合の維持管理費は年間最大120万円と試算。
震災から7年が経つが、遺族や町民の意見は今も分かれている。