2018年2月10,11,12日の3日間、山形県米沢市で第41回の
上杉雪灯篭まつりが開催されました。
上杉雪灯篭まつりの雪灯篭はすべて市民の手作りで作られており
『命の尊さと世界の恒久平和を次の世代に伝えていきたい」
との想いが込められているそうです。
また雪のステージには熊本地震復興のシンボルとしても全国に
広がっている「竹あかり」が多く飾られ、熊本地震で甚大な被害
のあった熊本、そして東日本大震災復興への想いを込め、
米澤すずめ衆による「すずめ踊り」や「やまがた愛の武将隊」に
よる演舞が披露されました。
更に、米沢観光コンベンション協会では熊本地震復興支援
缶バッチを制作、販売して協賛金を募り熊本地震への寄付金
を集め、この日贈呈式が行われました。
そのお礼にと熊本からは熊本城おもてなし武将隊 加藤清正氏が
ステージで演舞を披露、また竹あかりを制作した熊本の竹あかり
演出家のCHIKAKEN(ちかけん)さん達も登場し、
「この竹あかりは熊本からだけではなく、ステージ前の竹あかり
は米沢の竹を使って米沢の方達が作った竹あかりなので、是非
それを感じとって楽しんで貰えたら」と伝えました。
また熊本、福岡、大分の被災地を代表し、熊本城おもてなし武将隊
加藤清正氏からはお礼の挨拶と共に、
「火の元にいればいつ地震にあってもおかしくはない。
これからも地震や様々な天災に打ち勝つ為には人の繋がりが大事。
その人の繋がりの架け橋を担っていきたい。我々の活動の場所は
違えど志は同じ。この竹あかりや雪灯籠に何か共感して貰えれば、
また来年再来年も足を運んでもらいたいと」と参加者の皆さんの
ご多幸と上杉雪灯篭まつりの成功を祝し、想いを込めて力強く
勝ち鬨を掲げました。
尚、3月3日、4日には熊本城に全国の武将隊が集まるイベントがあり、
やまがた愛の武将隊の参加も決まりました。
期間中、深々と雪が降り一時大雪にもなりましたが、雪の中だから
出来る米沢と熊本を繋ぐ心が温まる雪灯篭まつりとなりました。
一方で今年は北陸、東北で記録的大雪となり除雪費用や高齢化が
進む中での除雪作業の人的支援など、地域や国としての課題も
課せられています。
まずはこのようなイベントを通して地域との
繋がりを作ってみんなで楽しみながら、それと共に状況を知り
課題を共有し、協力しあっていくことが大事なのかもしれません。