2017年11月14日、小沢一郎&山本太郎「自由党」代表による定例会見が参議院議員会館にて行われた。
France10及川健二・支局長、ゲイレポーター酒井佑人は、以下5問の質問をした。
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及川支局長
「安部政権が推進している移民国家、受け入れ政策についてどのようにお考えか?」
小沢代表
「技術の習得などは別次元の話であり、ただ人手が足りないから単純労働者を受け入れる、移民させるという政策は私は賛成できない。」
山本代表
「表向きは技術、技能の移転としながらも実際は奴隷労働である事は国連の各委員会など世界中から批判されていることだし、間違いない。現段階で、奴隷労働を改善するような状況になってないのならば、日本人の全体的な賃金を下げる事にも貢献しているという意味でも全く意味のない政策だとしか言いようがない。」
ゲイレポーター、酒井佑人
「何故、死刑は未だに日本で根強く残っているのか?死刑を廃止するために具体的にどのような政策を掲げたら良いか?小沢代表は死刑に対してどのように考えておられるか」
山本代表
「この国で冤罪は当たり前のようにあるのに死刑制度があるのは極めて危険。社会が作り出した犯罪に過程を検証せずに敵討ちと称して死刑があるのは、世界的な皺勢から見ても冷静になるべきだ」
小沢代表
「様々な冤罪事件があるなか、日本の警察、検察が民主的に機能しているとは思えない。死刑が極刑かという議論もあるが、公正な司法制度が確立されることがまず大前提だと考える。」
及川支局長
「自由党としては、憲法改正に対してはどのように望まれますか?」
小沢代表
「憲法そのものを広く議論するのは否定しないが、安部さんの思惑、思想に基づいた憲法9条の改正には与しない。」
山本代表
「一字一句変えるなとは言わないが、憲法を飛び越えた立法をしておきながら、それを追認させるような憲法改正は屈しないのは、当たり前だと考える。」
及川支局長
「先週のトランプ大統領の来日と安部首相との会談、安部外交についてどのようにお考えですか?」
小沢代表
「安部さんは、トランプ大統領と近しいとのアピールだと思う。トランプ大統領の狙いは中国だったはずだが、28兆円の商談も中身も具体的に分からない中で、政治的な事に関しても中国と話せなかったトランプの限界ではないか。したたかな中国のやり方に負けたのだと考える。」
山本代表
「全体的にトランプ親子による集金ではないかと思う」
及川支局長
「現在の安倍政権による北朝鮮に対する政策をどのようにお考えですか?北朝鮮の有事を避けるために一体何が必要だとお考えになられますか?」
小沢代表
「問題は中国であり、アメリカは中国と真剣な話をすることだと考える。」
山本代表
「安倍政治の振る舞いは、世界で一番企業が活躍する国にするという言葉を引きずる外交の仕方であると考える。企業側に立って考えているのだとしか思えない」
取材&文:酒井佑人(ゲイレポーター)