2011年の福生市議会議員選挙で、ほとんど衝動的に始めた「候補者に直接会って話を聞けるか やってみた」。
途中で動くのをやめた2013年の都議選を除くと、今回で10度目。
動画を使うようになってからは8度目。
衆議院議員選挙は3度目になる。
……これだけの回数やっていると、動く前から、どういう対応になるのかほぼ予想できるようになってしまった。
この候補者陣営では話をしてもらえるけど、この候補者陣営ではNGになる、と。
そして、話をしてもらえる候補者の方が圧倒的にすくないということもわかってしまった。
本来なら、多くの候補者が話している様子を並べて、それをみて、比べることで、すこしでも投票の参考になれば、という思いで動いてきた。
だけど、そういうものにはならない。
ほとんど「NG」だったことを伝える動画が、いったいどれだけ投票の参考になるものなのか。
話をしてもらえた候補者と、NGだった候補者とでは差ができるけれど。
NGだった候補者同士では比較ができない。
NGであることを伝えてくれたか、それとも期日になっても連絡がなかったか、参考にできる差があるとすればそれぐらい。
……だから、正直、今回は「やらない」ということも考えた。
自分のやっていることが、投票の参考になるものになっていないんじゃないか。
だとするなら、やる意義がないんじゃないか、と思って。
……でも。
ここでやらないのは、何かに負けたような気がして。
じゃあ、その「何か」って、と考えてみて浮かんだのが、有権者と候補者との関係性を含む「いまの選挙活動」というものなのかな、と。
それは、とても強大な壁で。
いま自分がやっているのは、それを素手で叩いているようなもの。
当然、びくともしないし、手の方が痛くなってくる。
……それでも、その現状を記録し続けることだけでも、意味があったりするんじゃないか。
そう思ったから、結局、今回も動いてみた。
マスコミではない一般人が、候補者に直接話を聞こうとしたら、どういう対応をされて、どういう結果になるのか。
それが、投票する参考にはあまりならないものだとしても、選挙というもののあり方を考えるときの参考にはなるかもしれない、なんて思って――。
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