9月28日未明から降り始めた雨により、神奈川県三浦市では
早朝に1時間あたり最大87ミリの猛烈な雨が降り、
観測史上最大の記録を更新しました。
また未明から昼前までの降水量が約200ミリと、
9月の平年ひと月分の雨が、わずか半日足らずで一気に降りました。
この大雨により、一部のエリアでは道路や建物、畑での
冠水被害が起きており、未だに復旧作業が続いています。
私が以前からお世話になっている
三浦市の自家製小麦パン屋『充麦』さんは、この辺りでも
窪んだ場所に位置している為、店内に水が60cm近く冠水し、
辺り一面は泥だらけになってしまいました。
朝5時に店舗に来た時はまだ車で普通に来れたそうですが
雨が激しく降り出して、店の入口のシャッターから水が
浸水し始めてから30分ほどで膝くらいまでの
高さまで水が押し寄せて来たと言います。
目の前の荷物を移動している間にあっという間に
冠水してしまったので、急いで最低限必要な荷物を持って
建物の2階に避難されたそうですが
お金で買えない大事な手紙や、データ、レシピなども
無くなってしまったそうです。
中の機材などにも影響が出ており、
現在も復旧作業が続けれられています。
また近くにはご高齢の一人暮らしの方などもおり
とても大変そうで、みんなで手伝いに行ったりしたそうです。
災害から4日経ったこの日も、特に市長や市議の方達は誰も来られず
こういう場合どうしたらいいのか、市から指導をしてくれる人が
いれば心強いのですが…。
とオーナーの蔭山さんは言われていました。
泥出しの作業は近所の方達のご協力もあり終わったものの、
機材の確認や修理などまだ店舗の再会の目処がはっきりと立たず、
営業にも影響が大きく出ています。
この辺りは地形的に水が溜まりやすく、また以前から排水機能が良くなく、
近くでは過去にも冠水被害があったそうです。
ただしここまでの冠水はこの辺りでも初めてだといいます。
最近、近くに大きなホームセンターが出来たことで少しは排水機能も
改善されたそうですが、今回みたいな雨量ではまだまだ改善が必要そうです。
今年はすでに各地で豪雨による重大な被害が起きており、
今後も同じような豪雨がどこでも起きる可能性が十分にあります。
まずは市や県による早急な現場の状況確認と、
今後の対策の必要性を強く感じます。