2017/06/19 国際
【堀潤×国境なき子どもたち対談】シリア難民キャンプでいま必要な支援とは?

ヨルダン北部のザアタリ難民キャンプで戦火を逃れ避難を続けるシリア難民の子どもたちの教育支援を続けてきた「国境なき子どもたち」が、いま、支援を継続させるためのクラウドファンディングに挑戦中だ。一体、キャンプでどのような支援が行われてきたのか、堀潤が国境なき子どもたちシリア難民支援 現地事業総括、松永晴子さんに聞いた。
(以下、Yahoo!ネット募金 https://donation.yahoo.co.jp/detail/5045003/ )より
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シリア難民キャンプの子どもたちに楽しい夏休みを!

長引くシリア危機、先の見えない不安が募る厳しい難民生活。砂漠地帯に位置するザアタリ難民キャンプで暮らすシリアの子どもたちは、間もなく夏休みを迎えます。

6万人のシリア難民が暮らせるようにと作られたヨルダン北部に位置するザアタリ難民キャンプ。敷地の中に、8万人近くが身を寄せ合って暮らしています。ザアタリ難民キャンプ内で生活をしている多くの子どもは、母国シリアで爆撃にさらされたり、家族や親せきを失い、隣国ヨルダンに逃れてきました。いつまで続くのかわからない避難生活や、先の見通しが立てられない不安が解消されない毎日は大人たちから余裕を奪い、その影響は子どもたちにまでおよびます。シリアからザアタリ難民キャンプに逃れた当初、さまざまなトラウマを抱える子どもたちが自分の気持ちを表現し、子どもらしく過ごすことが出来る場所は限られていました。

このような状況を受け、国境なき子どもたち(KnK)は2013年から、このザアタリ難民キャンプにある中学校において、「音楽」、「演劇」、「ストーリーライティング(作文)」の情操教育を主眼に置いた授業を始めました。キャンプという閉鎖的な生活の中、いつキャンプを出られるのか、シリアに戻れるのかわからない、先の見えない不安が募る難民生活の中で、KnKの授業という、自分を表現できる場所は、子どもたちにとって必要不可欠なものです。

3教科にはそれぞれの分野を専門とする教員がついています。中には生徒同様、キャンプ内で生活しているシリア人教員もいます。彼らは、生徒たちと同じ状況で暮らしているため、誰よりも、生徒たちを理解し対応できる存在です。また、シリア人の教員を雇うことは、キャンプ内での雇用の創出にもつながっています。
「演劇」の授業で故郷シリアへの想いを演じる少女たち
まずは、子どもたちが心の傷を癒やし、希望を育めるようにと開始したKnKの授業。昨今では、長期化するキャンプ生活において、子どもたちが「自分の将来像」をどう描くかが課題となっています。そんな子どもたちにKnKの教員は丁寧に寄り添い、活動を続けてきましたが、紛争が長引くにつれ、シリア難民支援が継続の危機に陥っています。

昨年は実施できたこれらのアクティビティが、2017年は公的機関からの助成金の減額の影響を受け、打ち切りの対象となってしまいました。日本の子どもたちが夏休みを楽しみにしているように、シリア人の子どもたちも夏休みを楽しみにしています。キャンプ内で暮らしている人たちは、キャンプの出入りが制限されており、家族で海や山に旅行に行ったり、キャンプの外の公園や遊べる場所に自由に出かけることができません。
KnKは2013年から継続して、公立学校での情操教育と、冬休み・夏休みの課外授業を行ってきました。特に夏は、2カ月もの間学校が休みとなるため、キャンプ内の家や家の近所でしか遊べない子どもたちにとって、KnKの課外授業は、友だちと会い、楽しく一緒に学ぶ貴重な場所となっています。

この夏も、課外授業を実施するには、あと150万円が必要です。
夏休みを楽しみにしている子どもたちに、今年の夏も課外授業を提供できるよう、皆さまのご理解とご支援をお願いいたします。

https://donation.yahoo.co.jp/detail/5045003/

プロデュース :horijun

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