2016/07/06 政治
【参院選2016】Twitterのフィルタリング、マスコミの沈黙、公選法によるメディア利用制限の三重苦の中、三宅洋平の支持者は50万票以上集票し、国会へのチケットを得られるのか?

参院選投開票7月10日。選挙戦は残り3日となった。

 

7月2日、渋谷ハチ公前での選挙フェス、広場が人で埋まり、横断歩道の向こう側で演説を聞く人達すらいる熱気の中、ボランティアとしてイベントの進行を手伝っていた大袈裟太郎(@oogesatarou)さんがステージからアナウンスをしていた。
「『三宅洋平』『山本太郎』『選挙フェス』という言葉が(Twitterで)ブロックされているので、『#自分らしくあれる社会』でつぶやいてください!このワードをどんどんつぶやいてトレンドワードランキングで1位にして、マスメディアにシカトされてる三宅洋平の名前を広めましょう!」

Twitterのトレンドランキングについて、三宅洋平の選挙ボランティア数人が違和感を感じたのは選挙が始まってから4、5日経った頃だった。喫煙所での休憩中、ボランティアの60代の男性が「三宅さんのことけっこうTwitterで盛り上がっているのにトレンドに上がらないね」と話したのがきっかけだった。彼は普段はアプリの製作の仕事をしている。
それを受けて、北千住で選挙フェスを行った時、「#北千住フェス」でTwitterでつぶやいてみて、と集まった聴衆やネット越しに見ている人々に呼びかけて実験をしてみると、「#北千住フェス」という言葉がTwitterのトレンドの6位にあがった。その実験によって、「三宅洋平」や彼の音楽を交えた選挙キャンペーン「選挙フェス」という名前がTwitterからトレンド入りしないようにはじかれているかもしれない、という結論にいきついた。
Twitter社に問い合わせると返答があり、「選挙の候補者の名前はフィルタリングする」という内容だったという。まずこれが「三宅洋平」という名前がトレンド入りしない理由。
それからボランティア達は機転を効かせ、「#渋谷フェス」や三宅洋平さんのアジェンダの1つである「#自分らしくあれる社会」、改憲への危機感を表した「#今回ばかりはやべえらしい」、投票によって社会を変えることを促す「#一票一揆」など、候補者の名前以外の言葉を使うように支持者に呼びかけると、その言葉がトレンド入りしていった。しかし一晩たつとトレンドから外れている、という現象が今日まで続いているという。
その理由は、Twitter社のエンジニアによると、何か同じ言葉をツイートしている人の数の分母が少ないけれどその言葉が大量にツイートされているときには、Twitterのアルゴリズムに基づいたフィルタリングのシステムがその言葉を「スパム」として認定する仕組みがあるから、三宅さんの選挙キャンペーンで呼びかけられた言葉は「トレンド」ではなく「スパム」になっている可能性が高いということだった。おそらくはトレンドを恣意的につくれなくするための仕組みである。

渋谷や新橋では、三宅洋平さんが街頭の「選挙フェス」で演説し、聴衆が広場を埋めつくす中、その頭上では巨大スクリーンに自民党や民進党のCMが繰り返し流れるシンボリックなシーンがあった。
日本の公職選挙法では、国会議員が5人以上、もしくは得票率が全有権者の2%以上という政党だけがテレビCMを流すことが許されている。つまり、無所属や新人にとって圧倒的に不利なメディア環境が存在している。多数の人々によって知られることが不可能な候補者が、数の勝負である選挙で当選することは不可能。
そして世界各地で草の根運動で利用されてきた小さなメディア、ある種人々のメディアとして象徴的な存在であったTwitterも、候補者の名前のフィルタリングを行っている。

三宅洋平さんは今回は2度目の選挙。選挙の厳しさを心得ている。組織や組織票を持たない彼らが集票の為に最も重視しているのは、彼を支持する普通の人たち横の繋がり。ネガティブなことに時間を割かれることなく、勝つ為に、残りの3日間で友人・知人・家族に呼びかけ、それぞれが三宅洋平に票を集めるために全力を尽くして下さいと呼びかけている。

<Can Grass-roots Supporters of Yohei Miyake Collect Over 500,000 Votes Despite the Media Blackout?>

 

Japan has a national election on July 10th. It is considered very important one regarding the issue of Japan’s pacifist constitution. If the majority of the Upper House becomes the pro-constitutional revision, Japan’s direction is likely to move towards the nationalism.
Yohei Miyake, independent candidate of Tokyo area is in his 2nd challenge in Japan’s national election. After 311 nuclear disaster, he faced the reality that playing music wasn’t enough to change the world, people’s thinking, and the status-quo. The situation surrounding the liberal democracy in Japan only got worse while not able to fix the broken nuclear power plants keep polluting the environment. His friend Taro Yamamoto made his way into the national politics 3 years ago, and now he is one of the most provocative and straightforward politicians who continues to work for the minorities and the disadvantaged people in Japan, and against the direction of current ruling parties that continues to favor the rich and powerful.
The way Miyake delivers his speeches is charismatic. Every time he hosts his campaign “election fest,” it draws the huge crowd. And his fellow musicians support him by playing instruments in the back. Even a fashion icon from England, Vivienne Westwood showed her support for him by sending him a note. SUGIZO from X-Japan is also in his support.
However, despite the phenomenal amount of passionate people paying attention to his campaign in hope, Japan’s mass-media is in silence. Moreover, Yohei Miyake’s team found out that twitter is filtering the names of the political candidates from ranking in the trend which makes it difficult for their campaign to reach new audience and supporters. And Japanese law regarding elections clearly works in favor of the establishment. In order to run the television ad, the party has to have more than 5 members of Parliament or the votes from more than 2% of the entire eligible voters.
Yesterday in the SL square in Shinbashi, Tokyo, over the huge crowd of Miyake, LDP’s advertisement was playing repeatedly on the huge screen. It was a symbolic scene.

In a conservative country like Japan, media blackout was somewhat expected. This isn’t the first time for him to challenge the national election and experience the backlash. To work his way into the national politics, Yohei Miyake is encouraging his supporters to collect votes from their friends and families.  In the environment where all kinds of media works in favor of the establishment, his victory is depending on his grass-roots supporters’ actions.

 

 

写真提供・伊藤愛輔 photo by Aisuke Ito

プロデュース :蜂谷翔子

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