2016/06/24 政治
【参院選2016】三宅洋平×山本太郎:異端児たちの参院選

6月23日、東京。今後の日本の運命に大きく関わる参院選挙の2日目。

 

無所属で東京選挙区から立候補した三宅洋平さんが、杉並区高円寺北口での「選挙フェス」で行った言葉の作業は、社会の中でバラバラに分断されているものをぶつけて溶かして、1つのものに融合させるような、激しくて柔らかい作業だった。駅前の広場は三宅さんの言葉に耳を傾ける人々でいっぱいになった。

 

 
三宅さんは即興芸術家のように、ラッパーのように、滑らかに語っていた。

 
「『あなたと100%意見が同じです』なんていう奴俺は信用しない。それが多様な社会。自分が自分らしくあれる社会。それをつくりたいから俺はここに立ってる。

 
だけどね、俺は政治家になったって音楽諦めない。だけど俺はミュージシャンであったって政治も諦めない。多様な社会つくりたい。多様な自分でありたい。想像しようよ。ビジョンつくってこうよ。押しつぶされずに、既存のイメージにさ。俺たちがつくってくんだっていう自覚と自信を持ってほしいんだよ。

 
創価学会の人すごいぜ選挙んとき。100人でも300人でも電話するんだよ、友達に。それでどうなる?200人くらいに嫌われちゃうんだよ。『あーまた電話かかってきたよあいつ選挙のときばっかり』『それでも自分たちの想いを果たしてくれるのは公明党だ!』って信じて、何十年も、何十年もそういうこと繰り返してきたんだよ。

 
日本会議だって一緒だよ。利権、利害、それも絡んでるかもしれない。だけど俺は色々調べてみたら、あれは想いだよ。

 
靖国神社の話していいかな?俺も前まで何も考えてなかった。中国や韓国の人怒らすぐらいだったら、靖国なんか行かねーでくれ総理大臣って。総理大臣が行くことは俺は今だって反対。個人的に行くのは自由だと思う。靖国神社って何かってよく考えてなかった。この問題の根底にはびこるのは何?最大の戦争被害者だれ?戦争で死んだ人たちだよね。300万人の兵隊が死んだんだあの戦争で。それからどうなった?アメリカがやってきて『OK。今日からハッピーな社会つくってやるよ』って言って俺たちを骨抜きにしたよね。ある意味、右派と左派は同じこと言ってんだよ。俺たちは対米従属によって独立を奪われてる。ほとんどの日本人は騙されてる。自由を与えられたと思いながら経済発展の名の下に色んな物を奪われてる。実は同じこと言ってんだよ。

 
じゃあどうしてそこが対話できないんだろうね。争わされてんだよ。色んなトリックを使って。自分の国のことってわかりにくい、近過ぎて。だけどイラクとか、わかりやすいじゃん。中東で見たらわかりやすいじゃん。シーア派、スンニ派。同じイスラム教徒が争わされてる。同じイスラム教徒を争わせるためのトリックがいっぱいあってさ。その裏でCIAがはびこって、なるべくくっつけさせないようにしてるんだよね。

 
中国と日本仲悪くさして得するやつ誰か、よーく考えて欲しい。そのトリックにもう乗らないでほしいんだよ。朝日でもいい、読売でもいい、記者さんたちもほんとは同じマインド持ってんだろ。デスクと闘ってくれよ。ロイヤル株主と闘ってくれよ。ほんとは同じ想い持ってんだって、俺は信じてんだよね。そういう日本人が今立ち上がろうとしてる。

 
奴らが1番怖いのは、俺たちが1つにUNITEすること。意見の違い乗り越えて、たった1つのポイントで。平和で、暮らしやすい国をつくろう!ほんとの保守っていうのは、国家の暴走から国を守るやつ。じゃあ国って何だ?国体じゃない、公家でもない。俺たちだよ!」

 
約50分間、その日3本目の「選挙フェス」、仲間の鳴らす音をバックに、三宅さんは語り続けた。

 

 
三宅さんは、3年前にドイツ生まれの国際的な環境政党、緑の党推薦で参院選に全国比例で立候補し、音楽フェスの形を選挙に取り入れた「選挙フェス」を全国で展開し、無名の新人にして17万票を獲得したミュージシャン。落選するもセンセーショナルに、大胆不敵に全国をインスパイアした三宅さんは、原発事故後に移住した先の沖縄を拠点に、地球環境や健康、人権に配慮した商品だけをセレクトして取り扱う三宅商店を生業としながら、日本の状態を変えるために3年間様々な形で政治活動を続けた。去年の統一地方選挙では、「1万人の立候補プロジェクト」を立ち上げて、共鳴する無名の候補者たちを全国を駆け回って自ら応援し、地方議員の誕生に貢献した。

 
今回、選挙の始まる一週間前まで悩み抜き、立候補を直前まで決めなかった三宅さんが6月18日に開いた選挙ボランティア会議には、300人を越える人々が集まり事務所は人で溢れた。

 
今回の参院選で改憲派が3/2議席を占めると、戦後の日本の憲法の中でも特に民主国家に欠かせない、①国民主権②基本的人権③平和主義、を良きものと考えない、個人の尊厳を弱め、より国家主義的に「国家」を大切にする自民党改憲草案をベースとした改憲が発議される可能性が大きいことへの危機感の他に、友人であり前回の参院選を共に闘った山本太郎参議院議員を国会で1人にしないことが、三宅さんの立候補の大きな理由。

 
山本さんは3年前の参院選で原発問題に真っ向から向き合い、約67万票を東京選挙区で得票し当選。ほとんどの憲法学者が違憲と判断している安保法制が去年の9月に強行採決された夜に、たった1人国会で牛歩をし、「アメリカと経団連にコントロールされた政治をやめろ!組織票が欲しいか!ポジションが欲しいか!誰の為に政治をやっている!外の声が聞こえないか!その声が聞こえないなら、政治家なんかやめた方がいいだろう!違憲立法してまで、自分が議員でいたいか!」と叫んだ。山本さんは、この男しかいない!力を貸して下さい!と三宅さんを国会議員にするべく東京を奔走している。

 
三宅さんは「自分らしくあれる社会」を大きなテーマとして、以下の3つのことをアジェンダにしている。

 
①STOP! 改憲3/2議席
②消費税をやめて富裕税を
③脱被ばく、測りまくる日本

参院選の投票日は7月10日。

三宅洋平Twitter: @MIYAKE_YOHEI
三宅洋平 広報 twitter: @yohei_sentai
山本太郎twitter: @yamamototaro0

プロデュース :蜂谷翔子

Comment

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  • ルー 2016-06-24 22:59:52
    よい記事をありがとうございます

    公家は国家かな?訂正後にシェアします

    表示しないでください
    • 2016-06-28 16:47:42
      ルーさん

      コメントありがとうございます。演説を聞きながら文字起こししたのですが、「国家とは何か?」という文脈の中で
      「『こうけ』でもない」と言っていたので、「皇家」か「公家」のどちらかだろうと思い、「公家」にした次第です。
  • 佐藤朝生 2016-06-25 11:45:02
    三宅さんは真実を的確にとらえていると思います。対米従属が辺野古移設、原発推進などの根源です。中国リスクは米国の軍需産業と米国のポチで右翼の安倍総理にとって極めて好都合です。三宅さんのシンプルな言葉「平和で暮らしやすい国を作ろう」は心に強く響きます。厳しい戦いですが当選されることを切望します。
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