2016/01/30 地域
沖縄辺野古移設の埋め立て用土砂の調達候補地とされる鹿児島県奄美大島で「岩ズリ」搬出がはじまる 

普天間飛行場の辺野古への移設にともなう海洋の埋め立て工事に向けて、土砂の調達先として候補にあがっている鹿児島県の奄美大島で「岩ズリ」と呼ばれる土砂や岩を搬出する作業が始まった。辺野古に向かうのかどうかは確認されいないが新基地建設に反対する人たちが警戒を強めている。

沖縄県が設置した「普天間飛行場代替施設建設事業に係る公有水 面埋立承認手続に関する第三者委員会」が昨年7月に明らかにした検証報告書によると、埋め立てに使用する土砂の調達先として沖縄県外の徳之島や奄美大島、瀬戸内各地区などを挙げ、埋め立て土量2100万㎥のうち、概ね1700万㎥をそれらの地域から購入するとされていることをあらためて明らかにしている。

資料 http://www.pref.okinawa.jp/site/chijiko/henoko/documents/houkokusho.pdf

イ 埋立土砂の使用計画に伴う懸念

本件事業においては,埋立土量 2100 万m³のうち,概ね 1700 万m³を購入土砂でまかなうとされ(環境保全図書・2-29 頁),本件願書添付図書-10「埋立に用 いる土砂等の採取場所及び採取量を記載した図書」によれば,その大部分は, 沖縄県外の,徳之島,奄美大島,佐多岬,天草,五島,門司及び瀬戸内各地区 で採取した土砂を購入するとされる。(上記リンク報告書より引用) 

そうした中、2016年1月下旬に奄美大島大和村の岩肌から次々と岩ずりが搬出されていく様子が確認された。この岩ずりが辺野古まで運ばれていくのかはまだ確認できていないが、この作業によって周辺の河川が濁っている様子など環境への変化も見受けられる。

岩ズリの搬出先などを含め今後検証していきたい。

プロデュース :光彦牧口
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