2013/12/26 国際
従軍慰安婦像設置に揺れるアメリカ地方都市の本音

今月(2013年12月)はじめ、アメリカ西海岸の地方都市グレンデール市と姉妹都市関係にある、東­大阪の日新高校が「生徒が政治問題に巻き込まれる」として、現地への高校生の派遣を中­止した。

原因は従軍慰安婦像。

金色の少女が拳を握りしめ膝の上に乗せ、椅子に座って前を見つめている。
靴ははいていない。
肩にはブロンズの小鳥がとまり、少女の足元から後方に伸びる影に、白い蝶蝶が描かれて­いる。少女の隣には、空の椅子がもう一脚置かれていた。

慰安婦像の横には「私は性の奴隷だ」とする文言から始まる石碑が設置されている。

地元日系人達からは「事実と異なる表記があり、誤った歴史認識に基づいた主張は、あまりにも一方的だ」とする抗議の声が上がっている。

取材中も、韓国系米国人が献花に訪れていたので、彼らへのインタビューも行った。

従軍慰安婦像設置に揺れる、アメリカ・カリフォルニア州の現地ルポ。

プロデュース :HORI JUN
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