「もの言えぬ空気だから、ロックを続ける」PERSONZが24年ぶり武道館ライブ JILLの想い

「DEAR FRIENDS」などのヒット曲で知られるPERSONZが、今月26日、ニューアルバム『夢の凱旋』で24年ぶりに日本武道館でライブを行う。

 

2011年3月、東日本大震災直後。

 

「未来を感じることをやりたい」

 

ボーカルのJILLは震災に動揺するファンたちの前でそう宣言し、結成30周年の年に武道館でライブを行うことを約束した。

 

子供と共に気仙沼を訪れたJILLは音楽で何ができるのかを考え続けた。

 

この4年間、社会は刻々と変化し、世界の紛争はJILLの心を震わせた。中東では日本人が虐殺された。国内に目を向けると政治情勢の変化に「もの言えぬ空気」さえ漂うになった。

「上から蓋をされた状態が悪い状況をうむ。本当のことを言ってもいいんじゃない?」

 

ロックを愛するJILLは社会的なメッセージを時代に刻むことが自らの使命だと語る。

 

彼女がはじめて女性としての役割を意識し書いた新曲「QUEEN OF ROCK」には、そんなJILLの強い想いが如実に表れている内容だ。

 

QUEEN OF ROCK

 

目覚めない 時代の影

涙するのは 引き裂かれてく 悲しみ

Whose fault is it?

 

どこまでも 力づくで

世界を廻し 封じ込めては 争いの中

IT’S A MAN’S WORLD

 

抱きしめた 小さな愛

滑り落ちてく 母親の手

大きくて 広い背中

悲しみの中 意味をなくす

 

怒り解く QUEEN OF ROCK

愛を祈る QUEEN OF ROCK

 

幼き日 抱かれてた

艶やかな日々 降り注ぐ愛 忘れてしまう

IT’S A MAN’S WORLD

 

痛みから こぼれ落ちる

守るべきもの  恋人の瞳

 

戻る場所 なくしたまま

握りしめてる ものは 闇へ

 

ひざまずいて QUEEN OF ROCK

愛を祈る  QUEEN OF ROCK

プロデュース :HORI JUN
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