れいわ新選組の山本太郎代表は7月3日、記者会見し、比例区の特定枠に重度障がい者の木村英子氏と難病ALS(患者筋萎縮性側索硬化症)の ふなごやすひこ氏を立候補させたうえで、自らも比例から出馬すると明らかにした。
山本代表はふなごやすひこ氏の経歴や決意を読み上げるとき、感極まって目を潤まし、声を震わせる場面もあった。
特定枠の2人(木村氏、ふなご氏)が優先的に当選するため、山本太郎が国会議員を続けるには、れいわ新選組から比例区で3人以上を当選させなければならない。
それには330~350万票が必要となる。全国的な組織のない「れいわ新選組」が、 それだけのメガ票を獲るのは、至難の業である。
「凄まじい勢いで国家の破壊が進んでいる。当事者を国会に送り込むのは喫緊の課題」。山本は常に力説する。
暴政を食い止めるための「特攻出馬」であるとすれば、気持ちは美しいが悲しい。
※田中龍作ジャーナル参照