この動画の要点
- 静岡県内の企業と国内外のスタートアップを結びつけ、オープンイノベーションを促進するイベント「TECH BEAT Shizuoka」の様子を伝えています。
- 製造業の現場における人手不足や技術承継の課題に対し、AIを活用して見積もり業務を効率化したり、ベテランの暗黙知をデジタル化したりする最新ソリューションが紹介されています。
- 「フィジカルAI」をテーマに、製造業が盛んな静岡ならではの現場力と先端技術を掛け合わせ、地域経済の活性化とDXの推進を目指しています。
- 参加企業からは、理想を追うだけでなく、目の前の具体的な課題を一つずつ解決していくことがDXの第一歩であるという実戦的な意見が語られています。
全文書き起こし
徳村大樹(株式会社REVOX COO): 我々もともと部品加工をやる会社で、創業40年ぐらいの会社があるんですけど、そちらでの見積もり業務の課題というところからソフトを内製化し始めて、内製向けのソフトだったんですけど、それを外販する形で分社化し、スタートアップとして立ち上がった経緯があります。静岡に拠点を置いているスタートアップになってます。
製造業が日々仕事をするためには、お客様から図面が支給をされて、その上でその図面に対する見積もり業務を行うということが起こっています。現在製造業では高齢化であったり人手不足というところで、そういった見積もり業務をできている人が減ってきているという側面と、その業務の担い手を新たな若手に引き継がないといけないということが課題として起こっていまして、そういったノウハウを蓄積するソリューションとして我々が提供している「SellBOT(セルボット)」という仕組みを提供している形になります。
いろんな困難、チャレンジがあったんですけど、案外やってみるとできるものだなというところで、現在お客様が200社ほどいらっしゃるんですけど、設立6年目でこういった規模まで拡大していますので、とりあえずチャレンジしてみるというところで道が開けてきたかなというふうに思っています。
清水隆太(any株式会社 執行役員): 「ベテランの知識を組織の資産へ」というのを掲げておりまして、これから団塊の世代の方々が退職されていきますので、そういった方々がお持ちの属人化されている暗黙知というのを「見える化」して、組織全体で使えるようにする、そういったサービスになっております。
有識者の方ってなかなか書いてくれなかったり、質問に答えてくれなかったりするので、そういった方に対してはAIでインタビューをさせていただいて、「30分AIと話してください」というふうにご案内すると、おっちゃんたちも「話すのだったらいいよ」という形で話してくださるので、それがドキュメント化されてナレッジデータベースに入って、みんながいつでも使えるようになる、そういったサービスになっております。
オフィスは東京にあって、週に2回、火曜日と金曜日が出社というハイブリッドのスタートアップになりますので、火金は東京で、月水木は静岡という暮らしをしております。
井出雄大(静岡銀行 地方創生部): 県内企業とスタートアップとの出会いの場を作るというのをやってるんですけど、やっぱり県内の企業に新しいことにどんどんチャレンジしてほしいなというふうに思っているので、国内外からそういった先端技術を持ったスタートアップをたくさん呼んできて、そういったところとのオープンイノベーションを促して、静岡県内の経済とかをさらに活性化させていきたいという取り組みです。
ものづくりが非常に盛んな地域ではあるんですけど、そういったところの現場の力をAIを使ってさらに伸ばしていくという部分をまたチャレンジしたいなというふうに思ったので、そういう「フィジカルAI」というテーマにしたのが一つです。一部のホワイトカラーの方は使い始めているかなと思うんですけど、現場でまだまだ生成AI活用して自律的に動くようにするとかいうところまでは至ってないのかなというふうに思うので、ある意味そういう世界が静岡から当たり前に発信されていくような、そういうリテラシーを上げていくというか、そういうことができたらいいなと思っています。
清水隆太(any株式会社 執行役員): 静岡はめちゃくちゃ恵まれていると思っていて、このTECH BEATも毎年開催規模が大きくなってきてますし、それに伴って熱量も上がってきていると思うんですね。県を挙げてスタートアップを迎え入れて、地元の企業とつなぐということにすごいフォーカスされている県だと思いますので、他の県よりだいぶそういった意味では進んでいるかなと。
実際、我々のお客様の製造業の方もたくさんいらっしゃいますし、これからやっていくのは、テクノミックスメンテさんのように我々と一緒にやって成果を出している企業を中心にそれを届けていって、「僕たち私たちもできるんだ」というAIとの距離感をなくしていくということが、地道ですけど一歩一歩が大事なのかなと思っております。なので来年もTECH BEATに出て、そういった活動はしたいなというふうに思っております。
徳村大樹(株式会社REVOX COO): やはりDXというと理想を追い求めたくはなるんですけど、まず地に足のついた目先の課題を解決するために何ができるかというところから、一つ一つチャレンジしていくことかなと思っております。もちろん我々のソリューションが解決できる範囲もあれば、できないところもありますので、よりソリューションとか工夫の改善の積み上げで、目先の課題を解決するというところからDXを始めていただくのがいいかなと思ってます。
井出雄大(静岡銀行 地方創生部): 地域の企業でもこれだけできるというところは、もうすでにメッセージとして伝えられるものがたくさんあると思いますので、そういったものを惜しげもなくオープンにしていくというか、自分たちで隠しておこうというのもないので、どんどん前に出していってですね、そういったものもみんなで応援するというような、そういう風土が静岡ではあると思うので、そういう姿をぜひ全国の皆さんに知っていただいて、「静岡ここにあり」というふうに伝えられるようにやっていきたいと思います。
概要(動画説明欄より)
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