不破哲三「日本共産党」前議長は2017年10月13日、都内・池袋駅東口にて街頭演説を行った。
不破氏は、50年にわたる国会論戦を振り返り、外交問題では「かつての自民党は、日米の核心にかかわる問題でも、国会で事実をもって追及されれば対応を変える余裕と幅があった」と指摘した。しかし、いまの安倍内閣は、沖縄での軍用機墜落事故や米軍新基地建設問題でも、「すべてアメリカの言いなりで問答無用の姿勢だ」と告発。北朝鮮問題でも、世界の首脳が対話による解決を求めるなか、安倍首相はトランプ政権の軍事的な選択肢を含めて賛成していると批判した。
不破氏は「自民党政治を推進する勢力から日本の政治を本気で国民の手に取り戻そうというのが、市民と野党の共闘の勢力だ」と強調し、大激動のなかでも共闘が全国規模で広がりつつあると指摘。思想信条を超えて団結しナチスドイツとたたかった欧州の歴史も示し、「いろいろな見方・考え方を持つ方々とも心を一つに共闘する精神は、世界のすべての国の国民運動に共通する統一戦線の原則中の原則だ」と強調した。
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