2017/06/13 国際
【子ども支援】子どもが途上国を取材し伝える「友情のレポーター」で子どもの成長のチャンスを手助けしたい

紛争や災害などで親を失い路頭に迷う子どもたち。貧困から街で観光客に物乞いをするストリートチルドレン。世界には子どもをとりまく、目を覆いたくなるような現実があります。

そんな現状を伝えようと、日本の子どもたちがレポーターとして世界へ飛び立ちました。海外で困難な状況にある子どもたちを支援する認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)が主催する「友情のレポーター」です。

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■子どもがレポーターとして取材し伝える「友情のレポーター」

KnKでは、海外の開発途上にある国々で困難な状況にある子どもたちに、安定した衣食住と適切な教育を提供する活動を続けて来ました。その一方で、日本の人々に世界の子どもの現状を学ぶ機会を提供する取り組みも進めています。その取り組みの一つとして行っているのが「友情のレポーター」です。

「友情のレポーター」は、公募した中から毎回2人の子どもが選ばれ、海外に派遣されます。帰国後は報告会を行い現地で学んだことを多くの人々に伝えていきます。

「子どもには何もできないかもしれないけども、伝える力や知ろうとする力はとても大きい。」と話すのは、KnKで理事/広報を務める清水匡さん。子どもたちが感じたことを伝えることで、同世代の子どもたちだけでなく、大人も多くの学びを得られると言います。

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■レポーターも、現地の子どもも、「共に成長するために」

清水さんが印象に残っているのは、2010年カンボジアの取材で家族と離散した子どもたちに話を聞いた時の出来事だと言います。

現地の子どもの置かれている環境に、「こんなことを聞いていいのだろうか」と悩み、取材中に涙してしまった「友情のレポーター」。

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「僕たち(同行スタッフ)が彼らにどうこうするというよりも、現地の子どもたちがフォローしてくれる。海外から自分に会いに来て、自分に真剣に向き合って話を聞いてくれたというのは現地の子にとってすごく大きな経験。それがレポーターたちにとってすごく嬉しくて、日本に帰って来てから『あの子のために何かしたい』という気持ちに変わっていく。」と清水さんは話します。

「友情のレポーター」の理念は、「共に成長するために」。レポーターと現地の子どもたちが取材を通して心を通わせ、共に困難を乗り越えて成長していくことがこの取り組みの目的なのです。

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■悩みきっかけを求める子どもたちに、成長のチャンスを

1995年から20年以上にわたり続けられてきた「友情のレポーター」は、これまでにおよそ60人の子どもたちを派遣してきました。参加者の中には自分自身の現状や将来に悩む子どもも少なくはないそうです。

KnKの清水さんはこう言います。「すごく悩んだりとか、何かきっかけを欲しいと思っている子たちはたくさんいる。そういう子たちに『こういったものがあるよ』となると、彼らはすごく伸びて変わっていく機会になる。」

現在フォトジャーナリストとして活動する安田菜津紀さんは、高校2年生の時に、「友情のレポーター」を通してカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材しました。全てが初めての経験という環境の中で、最初は何をどうしていいのかわからなかったと言います。

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「大人たちは答えを提示しない。レポーター自身がどう向き合うかというのを問われるような取材だった。でも、五感で感じてきたものを少しでも多くの人たちと共有していくことは高校生でもできると思えた。経験を共有していくということが、フォトジャーナリストの間違いなく原点になった。」と安田さんは話します。

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■課題は費用の捻出 一人一人の支援が求められています

参加する子どもを成長させる「友情のレポーター」。しかしプロジェクトを続けるためには大きな課題も。それは、費用の捻出です。レポーターと同行スタッフの渡航費やおよそ10日間の滞在費など、1回の取材で120〜150万円ほどがかかります。誰でも参加できるように参加費は無料とし、経費そのすべてをKnKが負担しています。

「レポーターを通じて多くの人たちに現地の子どもたちの状況が伝わっている。ただ伝えるというだけではなく、レポーター自身も、レポーターと関わった現地の子どもたちもすごくよく成長している。もっともっと継続して、子どもたちの成長を手助けしていきたい。」と、KnKの清水さんは話します。

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子どもの可能性を広げるこのプロジェクトを今後も続けていくためには、一人一人の支援が必要とされています。

プロデュース :株式会社GARDEN

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