2017/01/06 地域
全国的に餅つき中止?!でも守りたい日本の風景と伝統食文化 − 葉山の棚田で米作り〜餅つきへ −

皆さんは棚田って見た事がありますか?

近くに田んぼはあったとしても棚田の光景ってなかなか見る機会が
少なくなって来たかもしれません。
特に棚田に水がたまっている光景は本当に絶景です。

私が今住んでいる近くには棚田があります。
しかし、そこも高齢化が進み、田んぼから畑へ切り替えてしまう人も増え
その景色が少しずつ変わりつつあります。
何故なら田んぼの作業は本当に大変で、イベント的な田植えや収穫だけでなく
田んぼの中や周りの草取り、地ならしなど年間通してやる事は思った以上に
多く、特に腰を曲げてする作業も多いので高齢者にはとても大変な負担に
なってしまいます。
しかし一度田んぼを畑にしてしまうと、また田んぼから畑に戻す事は
難しく、だからと言ってただ残して欲しいと思うだけでは叶いません。

そこで数年前から地元の有志の方が集まり、耕作隊を作ってその棚田を
守る活動が始まりました。
そして私もそれまではその棚田を下から見上げるだけでしたが、
昨年からその耕作隊のメンバーに呼んで頂き、参加させて頂く事になりました。
限られた人数で、農家さんたちのアドバイスを聞いたり、他の田んぼもいろいろ
お手伝いしながら、自分たちで一から始めるお米作り。
棚田は一つ一つの田んぼが小さいので、機械を入れられる所は限られて
田植えや収穫、脱穀など人手が必要な時は地元の方がたくさん集まって
みんなで作業をします。

昨年は9月に入ると雨がたくさん降り収穫の時も田んぼがとても
泥濘んでしまい収穫するのが大変でしたが、無事に美味しいお米が出来ました。
昨年末にはそこで取れた餅米を使いお餅つきを。
その場で搗き立てのお餅をきな粉やあずき、棚田で取れた大豆で作った手作り
納豆や大根おろしなどいろいろな味で食べるお餅は最高でした。
また、すぐに伸し餅にもして今年のお正月は実家にもっていきそのお餅で
お雑煮を作ってもらい、いつもより美味しく感じました。

最近はノロウイルスなどの影響もあり保健所からの自粛要請で全国的に
餅つきが中止になったりしていますが、保健所に許可申請などが必要なのは、
主に営利目的のイベントなどで、それ以外は自己判断になります。
またそのすべてが餅つきのせいというわけではなく、集団になるところで
そういうものが流行しやすいという点での注意が必要です。
逆に傷がある手ではお餅を直接触らないとか、手洗い等を徹底すれば、
安全に出来る事も多いです。

日本の昔からある伝統行事。
出来る限り棚田と同じく守っていけたらと思います。

また、お餅を食べて亡くなってしまう事故も後を経ちませんが
東京消防庁によると『小さく餅を切りゆっくりと飲み込んでほしい。
もしもの時はすぐに119番を』とのことです。

安全に、美味しく、日本の伝統食文化、次世代にも繋いでいきたいものです。

プロデュース :城島めぐみ

Comment

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  • 響光一 2017-01-08 22:50:38
    私の故郷、石川県の能登地方には千枚田と呼ばれる棚田があります。金沢市内に住んでいた私は幼い頃から能登へ行くとよく見ていました。
    また私の父の実家も農家で山の斜面に沿って各農家の田んぼが棚のごとくあり田植えや収穫の手伝いに行く度に目の前に広がる光景は今思い出しても壮観でした。餅つきも子どもの頃、この時期の一大イベントでした。杵の重さでよろめきながらも自分でつく楽しさ、つきたての温かいお餅を自分たちで思い思いにちぎり好みの味で食べた時の美味しさは今も忘れない良き思い出です。衛生上の問題で止めるところがあると言われながらも今住んでる場所(東京某所)でも年末は餅つきをやっていてそれが地域交流の場所にもなっているんです。今から20年以上前に米不足の大騒動でもわかるように日本人とお米はパン食が増えてなお切れるものでない事の証明でもありました。棚田や獲れたお米でつく餅つきは改めて日本人だって事を実感できる事だと思うし農家と自然への感謝だと思います。自然大事ならば先ずは1番身近な部分に目を向けて見ては?と感じました。
    それにしてもやっぱり楽しそうですし、やっぱり美味しそうですね(笑)
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