2015/09/17 政治
【安保法制】参院採決目前、与野党、そして警察とデモ隊の攻防

安保法制の参院での強行採決が迫り、与野党と、国会周辺でのデモに参加している市民と警察の攻防が激しさを増している。

 

 

9月16日は、新横浜プリンスホテルで地方公聴会が行われ、与党は参院でも同日に平和安全特別委員会を開催しようと試みたが、新横浜プリンスホテル、全国各地、そして国会周辺では安保反対のデモが行われ、夕方開催予定だった委員会は開催の目処がたたず、緊迫した状況が続いた。

 

 

人々が警察が厳重に警備している国会周辺の道を埋め尽くすなか、午後8時30分頃に辻本清美議員が姿を現し、国会の中でも野党の議員、女性議員達が先頭に立って議場の入り口を塞ぎ、委員会の開催を阻止している、みなさん一緒に頑張りましょう!と雨の降る国会正門前にて報告。

 

 

参議院議員会館周辺での抗議の声は、かすかに委員会室の中にも響いた。山本太郎議員が「かすかに皆さんのコール、聴こえてる。外と繋がってる、って先輩たちも言ってる。パワーをありがとう」とツイート。メッセージは現在2000回以上リツイートされている。

 

 

日付は変わり、午前3時30分頃、委員会は翌日17日の朝8時50分に開催することが決定された。

 

 

17日、委員会が開催され、野党は鴻池委員長に不信任動議を出し、13時頃から討論が開始される。不信任動議が否決された直後、鴻池委員長が部屋に戻り、参院特別委員会が混乱の中始まり、「国民の命と幸せを守るための」集団的自衛権の行使などを可能にする安保法制の採決が行われ、自民・公明・次世代などの賛成多数で可決。委員会室は終止混乱した状態で、採決が行われたとき安倍総理は部屋に不在だった。

 

 

安保法制をめぐり、引き続き激しい攻防が予想される。

プロデュース :蜂谷翔子
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