2015/07/21 社会
レスキュー隊が沖縄北部の平南川増水で孤立した2名を救出 赤土が流れ海が赤く染まる 

2015年7月20日。海の日。リバートレッキングの名所の沖縄県北部大宜味村のヤンバルの平南川、ター滝の少し下流で、リバートレッキングをしていた男性2名が川の増水で対岸に取り残され、7名の国頭地区の消防隊員が駆けつけて救助した。

 

 

けっこうよくあることらしく、看板に書いてある注意も具体的。

 

 

平南川上流部における雨天による増水に注意

 

この河川では下流付近で雨が降っていなくても、上流部では大雨が発生し、急な河川の増水が原因で、上流部に取り残される事件が例年多発しております。リバートレッキングなどをされる方におかれましては、天気情報を十分に確認するようご注意下さい。」

 

 

すっかり日焼けして真っ白になってヘッドラインしか読めないけれど、「ター滝増水、41人が一時孤立」という2012年8月12日の沖縄タイムスの記事も看板に貼ってある。

 

 

レスキュー隊の方に「けっこうあるんですか?」と聞くと、「多いですね」という返事。彼によると、似たような事故は国頭地区だとタナガーグムイというところでも多いらしい。

 

 

事態を見守っていた約30年このあたりで暮らしている方は、天気予報で天気が悪い時は川には行かない。例えば川の上流をトレッキングしていているときに激しい雨が降ると、15分くらいであっという間に増水してしまうのでター滝のあたりからだと急いで下っても戻って来れなくなってしまう、と彼は話した。

 

 

 

 

やんばるには赤土問題が以前から存在していて、森を開発・開墾してパイナップル畑などにした結果、雨が降ったときに赤土が川から海に流れ込んむようになり、海で珊瑚を死滅したりしている。

 

 

この日も雨で土砂が海に流れ込み、海の色が赤く変わった。

 

 

参照

http://www.wwf.or.jp/activities/2014/12/1238812.html

プロデュース :蜂谷翔子
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