【映画と現実】磯村尚徳 × 堀潤:元NHK2人が「パリよ、永遠に」試写会後トーク

フォルカー・シュレンドルフ監督の「パリよ、永遠に」は、第二次世界大戦末期のストーリーを映画化した作品。

 

 

ドイツ軍パリ防衛司令官コルティッツは、ヒトラーにパリ壊滅作戦を命じられた。一方、パリで生まれ育った中立国スウェーデン総領事のノルドリンクはパリを爆破から救うために動き出す。映画は、戦時下で少数の人間の判断で町や人々の運命が左右される最も緊迫した時間帯の2人の駆け引きを描いている。

 

 

今年は戦後70年の節目。2月26日に行われた「パリよ、永遠に」の試写会後、NHK初代キャスターの磯村尚徳さんと元NHKアナウンサーの堀潤さんによるトークショーが行われた。ヨーロッパで生活した経験のある元NHKの2人が、映画の中で展開したストーリーを軸に、今の日本や世界状況について語った。

 

 

1958年にパリに赴任した磯村さんは、当時の様子や国際情勢、戦争と文化の力学や日本について語った。日本のメディアについては、単純思考で、1羽飛び立つとみんな飛び立つ公園の鳩のようなところがある、とユーモアを含めて言った。パリを救ったのは世界中から愛されるパリの文化のためで、日本では京都や奈良が爆撃をされなかったように、戦時下においても文化は最大の安全保障だと語った。もしもドイツ軍が世界中の人々から愛されるパリを爆破していたら、敗戦後のドイツ人の運命はまた違ったものになっていたかもしれない。

 

 

堀さんは、映画の中の登場人物達に突きつけられていた選択を、私たちが今の時代に突きつけられたときに、街や人命を守る為にあのような行動や選択をできるのか、するためにはどのような準備をする必要があるのか、当時の状況と現在の状況を比較しながら、多角的に疑問を投げかけた。

 

 

公開:3月7日(土)よりル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー

コピーライト:©2014 Film Oblige -Gaumont- Blueprint Film -Arte France Cinema 提供:日活 配給:東京テアトル

プロデュース :蜂谷翔子
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