2015/02/08 社会
【追悼式(東京)】後藤さん・湯川さんの追悼式が渋谷、ハチ公前広場で行われる

2月8日、午後5時、雨上がりの渋谷に100名を超える人が集まった。

過激組織ISIL(自称イスラム国)に殺害されたと見られる後藤健二さん、湯川遥菜さん、ヨルダン人パイロットのムアーズ・カサースベさんをはじめISILの非道な暴力によって犠牲になった方々の追悼式が、渋谷・ハチ公前広場で行われた。

なんとか出てきた言葉を涙ながらに紡ぐ女性。「I AM NOT ABE」のプラカードを掲げ、同じ過ちを繰り返さないよう訴える女性。以前起きたイラク戦争では素通りしてしまったものの、4年前の震災をうけて、自分も何かしなければと思い、今回参加した男性。本当にいろいろな方が参加していた。

今回インタビューした人全員のコメントを掲載。犠牲になった方々を悼むとともに、みなさんにとってもこの問題について考えるきっかけになればと思う。
(取材:8bitNews 飯塚・田中・高橋/スチール撮影:Shinta Yabe)

*********************************

「不快な気持ちが強い。帰ってくるものだと思っていた。報じることは誰かがやらなきゃいけない。そこが危険なところだと分かるのは、ジャーナリストの方々のおかげだ。非難されるいわれはないのではないかと思う。」(30代・男性)

「後藤さんの子どもたちに対する眼差しや、戦場を伝えたいという気持ちに共感し、「繋げていなかきゃいけないな」と思ってきた。自分は発信することはできないけれども、少しでも未来に繋げていく手助けになればと思った。なにかしなきゃいけんと思った。」(女性)

「国が真摯な対応をしてくれたとは思えない。今回のことをいいことに、集団的自衛権や特定秘密保護法をはじめとした安倍のやりたいことを進められとたまらない。また、かつて(イラク戦争時の一件)は私自身「なんであんな危ないところに行っちゃったんだ」という思いもあったりしたのだが、いろいろ調べているうちに、今回はこうした形をとることになった。私自身変化があった。」(女性)

「二人への追悼の思いを表したくて来た。今回のような結末を導いた政権を選んだ私たち自身も悪い。こうしたことに参加することになった大元の理由は、3.11でいろいろな不条理を感じるようになったから。多くの人にこうしたことに参加してもらい、輪を大きくしていってほしい。」(30代・男性)

「みんなが悲しんでいるっていうことを、社会に見える形にするっていうことは大事だと思う。自己責任論とか、「危険なところに行ったんだから殺されて当然だ」とかいう意見をネットでは多く見るように感じるけれども、全国民にアンケートをとったらそれは少数派だと思う。ネットとか見ているとそういう意見が多いような気がしてしまって、なんだかさみしい。」(30代・女性)

「世界の危険な場所を知っているのは、後藤さんのような人がいるから。日本人が危険な目にあっているのなら、日本政府には助ける義務がある。今回の安倍政権は間違えまくっている。今回の一件をプロパガンダとして利用していて無茶苦茶だ」(男性)

「追悼の意を表したい。後藤さんの願っていたように、平和な世界を目指していきたい。一人の声は小さくても、一人一人の市民が意思表示することが大切だと思う。イラク戦争で日本人が殺害されてしまった事件では、自分自身傍観してしまっているところはあった。ただ3.11のあとに、いろんな人が各地で意思表示をし始めていて、自分自身もこういったことに取り組みやすくなったから、今回参加した。」(男性)

「追悼の意を表せる場所があると聞いてやってきた。政府は何もしてくれなかったと思う。日本が今までと違う道に進んでいると思う。ジャーナリストの方々には、命を落としてまで現地に行くことは私にはできないので、ありがたいと思っている。」(女性)

「二人を見殺しにしてしまった政府への怒りが、悲しみよりも強い。この一件で、日本が戦争できる国へ変わっていってしまうのではないかと思い、怖いし怒りを覚える。私たち自身は、身の回りでこういった話をしたり、広めたりすることが大切だと思う。」(30代・女性)

10「安倍さんは二人を見殺しにしたと思う。挑発的な行動を行った。ネットに、今回の一件を使って安倍政権を批判するなというものがあるけれど、それには反対。それならいつ批判するのって思うし、物事は検証しなくてはいけない。湯川さんについてはなぜかあまり報道されなかったから、よくわからない。これから先が不安。」(女性)

11「後藤さんを心から悼むと同時に、暴力の連鎖を止めて欲しいという思いを込めてやってきた。日本が戦争する国にならないでほしい。彼らを救うことを最優先にしてほしかった。それぞれ、自分にはできるということをやりつづけるしかないと思う。」(女性三人組)

彼らの想いを忘れない。そのために私たち1人1人ができることはなんだろうか。

プロデュース :8bit news

Comment

コメントは管理者が承認後に表示されます。

  • どうですか? 2015-02-08 23:43:43
    まず、後藤さん湯川さんのご冥福をお祈りします。
    色々と意見はありますが、日本政府は(様々な理由で)身代金払えませんし、戦争。つまり、報復できる力すらないのです。普通、こういうことが起きたら起こらないように抑止力として報復できる力を持つようにするのでは?報復がやなら嫌な人達で身代金基金でも設立してください。そんなのに金出せるか!報復できる力持つのやだ。の2つをお持ちの方はお花畑ですね。
  • 亀井覚 2015-02-09 00:26:05
    危険な場所に行かなければ真実は伝えられないと言うジャーナリストとしての使命感はわかります。
    イスラム国の中でどんな非道なことが行われているかを世界に知らしめるのは重要な役割です。
    今回お二人が不幸にもイスラム国に殺されてしまったことは大変残念ですが、それを日本政府の責任とするのはいかがなものでしょうか?
    非があるのはあくまでもイスラム国です、安倍政権がイスラム国を刺激したから事件が起きたと言うのは、テロリストに国の政策が左右さやても良いと言う敗北主義です。
    すでに外務省は批判を恐れてイラクへ渡航しょうとしたジャーナリストのパスポートを取り上げる行動に出ました。
    国民を守ることも必要ですが、国としての矜恃を保つことも必要です。そしてそれが最終的には国民を守ることになるのだと思います。
  • 2015-02-09 00:30:42
    みなさんの言葉を聞いて、政権が悪いと思う。この件をきっかけに集団的自衛権や憲法9条を変えるなどいろいろ政府は言ってるが逃げてるからだと思う。
  • 2015-02-09 06:24:28
    今回のことで、言葉で誰かのせいにするのは簡単だが、それぞれの立場で反省自戒する必要があろう。
    報道する自由も大切だが、踏み越えてはならない道徳もあるのだ。
  • 男性29歳 2015-02-09 09:55:13
    平和は皆が望んでいることではないでしょうか。それを望むには、危険地域での仕事や政治とは切り離せないこともたくさんあると思う。お二人がなぜその場行かなければならなかった真の真実は報道だけでは分からない。しかし、二人の命が失われた。お二人の家族、ご友人にとってはとても悲しいことだ。そして、我々日本人、世界にとっても大きな出来事。悲しい。
  • 相沢 2015-02-09 11:59:55
    政権批判がテロ側に利することになるってなんで理解出来ないんだろう
    テロに屈しない姿勢を批判するということはそういうこと
    身代金を渡してくれる金蔓と判断されては、金目的で第二第三の後藤さんが出てしまうよ
    身代金が武器に変わって、罪もない現地の人達が更に死んでしまうよ
    常識が通じない、嘘ばかりの相手だから、身代金を出したからといって助かった命とも思えないし
  • お花畑 2015-02-25 14:11:26
    安倍政権を叩きたいためにお二人を利用していませんか?
Page Top