2015/02/03 教育
「ゴミ拾い」から始めよう!~乙武さんが描く、コミュニティの新しいかたち~

よく晴れた日曜日のお昼過ぎ、神楽坂の毘沙門天前に集まった、お揃いの緑のユニフォームの人たち。
人数は50人くらいいるでしょうか。親子連れの姿も、チラホラ見られます。

これは、街のゴミ拾いをするボランティア団体「NPO法人greenbird」の新宿チーム。

「しかめっ面をして、真面目にゴミを拾わないでください。ぜひ、周りの人たちとおしゃべりしながら、楽しく拾ってくださいね!」
新宿チーム代表を務める乙武洋匡さんは、笑顔で参加者に語りかけます。

そんな乙武さんの声に和みつつ、参加者はそれぞれ、黄色い軍手とトング、ロゴマーク入りのゴミ袋を手に、神楽坂の街へ繰り出します。
ゴミを拾いながら商店街を歩いて行くと、街行く人が、「お疲れ様!」と声をかけてくれることも。

お母さんと一緒に参加した5歳の男の子は、道端のゴミを発見することに、すっかり夢中。
「子供にとっては、“ボランティア”というよりも、“ゲーム”感覚みたいです。」
と、お母さんは笑います。

商店街をぐるっと一周して、再び毘沙門天前に集まった時には、皆、充実した笑顔に。
最後にゴミの分別作業をして、今日のボランティアは終わりです。

「ここで仲良くなった皆さんで、良かったら、お茶に行ったり、お食事に行ったりしてみてくださいね。」

そんな乙武さんの言葉に誘われるように、その後、参加者同士で食堂に移動し、ゆっくりと、美味しい食事を楽しみました。

 

「ゴミ拾い」をきっかけに、都市部に住む人が気軽に参加できるコミュニティを作りたい。
乙武さんのそんな想いから、昨年4月に誕生した、greenbird新宿チーム。
神楽坂だけでなく、新宿区内の6つの地区で、毎月清掃活動をしています。

http://www.greenbird.jp/team/shinjuku/


「ボランティアに興味はあるけど、何から始めたらいいかわからない。」
「近所に知り合いがいないので、少しでも知り合いを作れたら良いなぁ。」

そんな想いをお持ちの方。
誰でも参加できるgreenbirdの活動に、足を運んでみてはいかがでしょうか?

プロデュース :田中万里子
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