2014/11/07 政治
【沖縄県知事選挙】現地ルポ④高校生によるアナログで生々しい模擬投票・民主主義体験

沖縄県知事選挙投票日が10日後に迫る11月6日、沖縄尚学高等学校で、数年後には有権者となる高校生達にリアルな選挙体験をしてもらう為の模擬投票企画が実施された。今回の知事選の候補者達が体育館で実際に高校生達に向けて演説を行い、高校生達は演説を聞いた後に思い思いに票を投じた。

 

この企画の中心の1人である一般社団法人那覇青年会議所の末広尚希さんが「自分の一票を信じられますか?」と高校生達に民主主義社会においての票の重さを訴えかけ、選挙後に公開される模擬投票の結果と、リアル知事選挙の結果を見て、その結果と沖縄の現状と照らし合わせて考えてみてほしいと述べ挨拶をしめた。

 

高校2年生の興座さんは「候補者の話をこんなに真剣に聞いたのは初めてだったので、後2年後3年後だけど、有権者になる前に貴重な体験をすることができてとてもよかったと思います。今まで沖縄の基地問題とかいろいろ起こっていたのはテレビで見ていたんですけど、本当に今どうにかしないといけないっていうのが真剣に立候補者から伝わってきて、やっぱりまだ高校生だけど、将来政治に関わるから、直接政治に関わっていなくても真剣に沖縄県民としてやっぱり政治には関わっていないといけないんだなと思いました」と感想を述べた。

 

次々と人の手によって白い紙が、まるで巨大なラーメン屋の出前用の鉄の箱のような投票箱に投げ込まれるのを眺めていると、民主主義や未来を決める政治というもののアナログな生々しさを感じるイベントだった。

プロデュース :蜂谷翔子
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