2014/10/10 地域
知っていますか? 今、東北に巨大防潮堤が作られようとしていることを。 〜 宮城県 小泉海岸 〜

皆さんはご存知ですか?

今、東北で巨大な防潮堤の建設が計画され進められている事を。

東日本大震災の復興事業として東北被災3県では現在防潮堤の建設が進んでいます。

中でも、宮城県気仙沼市小泉地区にある小泉海岸(中島海岸)では

宮城県で最大の防潮堤(幅90m 最大高さ14.7m)のとても巨大な防潮堤の

建設が予算230億円をかけて計画されています。

しかし、東日本大震災で起きた津波は20mを超えていました。

数十年、数百年にごとに繰り返される地震や巨大津波。

そこに絶対安心な高さは存在しません。

町の人は、巨大な防潮堤を作る事によって、海が見えなくなる不安、

そこに住む海の生物の存続、景観の損ないなど、いろんな不安を抱えています。

何より、海と人との繋がりを巨大な防潮堤は遮ってしまいます。

この場所はすでに高台集団移転により、人は住んでいません。

そこにあえて巨額の予算で、巨大な防潮堤を作る必要が本当にあるのでしょうか?

それよりも先に必要な事はないのでしょうか??

これは東北の人たちの問題だけでなく、日本国民全員の問題です。

今ならまだ見直せるチャンスがあるかもしれません。

みんなで考えてみませんか?

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また、ここ最近とても大きな自然災害が続いています。

東日本大震災の時に知った言葉「てんでんこ」

皆さんは覚えているでしょうか?

自分の命は自分で守れ。自分たちの地域は自分たちで守れ。

一見冷たく感じるようなこの言葉には、いざという時の為に、

事前にどうすべきか家族や地域でよく話し合っておく事。

そんな意味も込められています。

今回の件は、私たちに大事な教訓を改めて教えてくれました。

 

プロデュース :城島めぐみ
Comment

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  • 城島めぐみ 2014-10-10 20:55:26
    * 今回の砂浜調査会は環境ボランティア団体「日本自然保護協会(NACS-J)」と
      震災ボランティア団体「NPO法人かながわ311ネットワーク」のコラボで行われました。
  • 八木昭宏 2014-10-12 23:58:12
    高台移転、住宅建設、産業育成、景観保護、いろんな有効策を検討してほしい。
    関係団体の利益にではなく、住民のための行政であってほしい。
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