今日７月１日に閣議決定された集団的自衛権。これから行使容認に向けて法整備をしてゆくことになる。そして官邸前では現在も抗議行動が続いている。

閣議決定前夜、約４万人が参加した官邸前抗議行動に足を運んでいたミュージシャンのランキンタクシーさんに心境を語ってもらった。

「この抗議行動がどういう風に閣議に響くかはわからないけれども、まだ少しでも押し返す可能性があるのならということで来ました。公明党でも自民党でも揺らいでいる人がいるみたいだから、その揺らぎをこちらから応援しないといけないなと思って。これから帰ったらまたファックス送ったりしなきゃいけないと思ってますけどもね。これはもうノイズじゃなくて、みんなの気持ちがこうやって振動して大騒ぎしてるわけだから、なんていうかな、こういうものが伝わるようにしたいわけで、それがデモンストレーションじゃないですか。歩いてるわけじゃないけど、皆勝手に叫んでるだけだけど、こういう騒ぎを小さいメディア、大きいメディアいろいろ伝えてもらわないと困っちゃうんだけども。でもこういう太鼓の振動、声の振動がどっかに届いていくと思うんだよね、と思ってみんなやってると思うんだけどな。だから無理しないで帰れるし（笑）」

若い人達が金曜日の反原発デモよりも多くて、血の気多い若者もいるのかと思っていたが、大きなトラブルも起きずに小競り合いくらいですんでいるのも日本的かなと思う、とランキンさんは話した。

集団的自衛権に反対する官邸前抗議行動は、現在も進行中だ。

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