2019/06/15 文化
ぴょんぴょん!!うさぎ跳ねるラビットホッピング@うさフェスタ春2019桜祭

2019年4月13日〜14日、「うさフェスタ春2019桜祭」が開催されました。うさぎをテーマにしたこの催し、会場にはうさぎ好きの人のみならず、キャリーで一緒に来たうさぎ達も集います。会場である横浜・産貿ホールの目の前にある山下公園では、うさぎにリードをつけて散歩をさせる人達の姿も見られました。「うさぎのお散歩」をもじって、うさぎ好きの間では「うさんぽ」と呼ばれます。

 

そんなうさフェスタの人気イベントのひとつが「ラビットホッピング・エキシビション」。回を重ねるごとに人気も高まり、出場希望者も増えてきました。ラビットホッピングが日本に上陸したのは2014年頃のことです。その頃はまだまだ挑戦するうさぎも少なく、飛べても低い段数であったりなどの動画も残っています。しかし近年は参加うさぎも増え、練習会ではビギナークラスも設けられるほどに。そして練習を重ねたうさぎは高い段数も飛べるようになってきており、今回のラビットホッピングではその成果も見ることができました。

 

最低段数は1段15cm、最高段数は8段50cmです。50cmというと、人間はそのまままたぐこともできるでしょうが、うさぎにとっては見上げる高さ。それをも跳び越える、助走なし、前足を上げて立ち上がった体勢からというすごいうさぎもいれば、まだ初心者、1段15cmの高さのバーを、ひとつずつ鼻で突き落としながらクリアする微笑ましい姿のうさぎも。また、もふもふモフモフの長毛種のうさぎの毛が、ジャンプする度にふわりと揺れる光景はなんとも魅力的です。

 

元々ラビットホッピングは、1970年代のスウェーデンが発祥です。そこからヨーロッパ、アメリカと順に広まり、日本には前述のように2014年頃に上陸しました。世界に目をやると、世界大会が開かれるほど人気もレベルも高く、またジャンプの種類も多彩です。日本でもだいぶ有名にはなってきましたが、普及はまだまだこれから。今回のラビットホッピングを主催する「日本ラビットホッピング協会(JRHA)」などが普及に邁進しています。

 

ラビットホッピングは、うさぎと飼い主の絆を深める良い機会です。高いハードルを跳び越えるには、うさぎと飼い主(ハンドラーと呼ばれます)の息が合わないことには不可能ですし、また、跳び越えることをうさぎに強いることは禁止されています。あくまでうさぎ自身の自主性が問われる競技です。うさぎにも性格の差があり、ラビットホッピングに向いているうさぎもいれば、向いていないうさぎもいます。そのあたりは練習会に参加して、見定めていくことになります。

 

うさぎも、高い段数を超えられるほど鍛えれば、毛皮に覆われた体なのでわかりにくいものの「筋肉ムキムキ」になるとのことです。また、今回のラビットホッピングの参加者の一人は、最近高齢うさぎを続けて見送ったというのもあり、「うさぎの老化は足から始まる」と話していました。その意味でも、ジャンプしてうさぎの足腰を鍛えることは、うさぎが長寿化している今、好意的に受け取られてもよいのでは、と思わせます。

 

ともあれ、可愛いうさぎの勇姿をお楽しみいただければ幸いです。今回のラビットホッピングの動画は、ダイジェスト版とノーカット版の2本をご用意しております。こちらとなります。

 

●ダイジェスト版(約10分)
https://youtu.be/DS7IhtkDaZw

 

●ノーカット版(約40分)
https://youtu.be/ehpgX6kOZ7w

 

うさぎの可能性を広めるために、ぜひラビットホッピングの将来を見守ってみてください。

 

日本ラビットホッピング協会 公式サイト http://www.rabbithopping.jp/
Facebook https://www.facebook.com/japanrabbithopping/

プロデュース :西村晴子
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