2018/02/13 国際
北朝鮮には圧力と対話をードイツ大統領・フランク=ヴァルター・シュタインマイアー氏が会見(日本語バージョン)

ドイツ大統領・フランク=ヴァルター・シュタインマイアー氏が2018年2月7日、日本外国特派員協会にて講演をした。

冒頭発言

緊張は著しく高まっており、北朝鮮政権による脅威がかつてないほどに増し、米国政府からもそれに呼応するように異例の発言がおこなわれている。予想以上のスピードで進められた金正恩の軍事力の強化を下支えとして、脅威はいやがおうにもましている。一連の核実験と長距離ミサイル実験は類似の国際制裁が重ねる中、安保理決議に違反するという形で進められてきた。金正恩政権が発しているメッセージは明白だ。核兵器を抑止力として用いる。同時に東アジアを始める世界の人々に、恐怖を植え付ける手段として用いる。その能力と意思を北朝鮮は備えている。金正恩氏がこの危険な方針に沿って行動している理由は何か。

ドイツは他の国々と共にイランの核不拡散問題について交渉してきた。私はこの協議に12年携わってきた。イランと北朝鮮を比べると、多くの相違点はある。イランとの合意は長く困難なものだった。北朝鮮にそのまま適用できるものではない。しかし、一つの重要な教訓を学んだ。すなわち核拡散を防止し、国際ルールに違反している国に協力を求めていくには、国際社会が一致団結しなければ無理だ、ということだ。ロシア、中国、米国、欧州連合の賛同を得られなければ、イラン核合意に達成する可能性は低かっただろう。朝鮮半島においてもまた、韓国・北朝鮮の両国を含め、各国の一致した意見なければ非核化に向けた意義ある進展は期待しがたい。この地域においては一致団結にはほど遠い当事者がいる。朝鮮半島問題についても、広く安全保障問題についても、これがいえる。

プロデュース :及川健二
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